東京都荒川区のモノづくりブランド「ara!kawa」令和6年度認定商品5点を決定
東京都荒川区は、同区のモノづくりの魅力を広くアピールすることを目的として、令和元年度に設立したモノづくりブランド「ara!kawa」の令和6年度認定商品5点を決定した。
歴史ある町工場から若い事業者の商品までを認定
「ara!kawa」は、「あら、かわってる。あら、かわいい。」をコンセプトに、新しさや独創性、共感や驚き、好意を引き起こす優れたデザインの商品を、令和3年度より「ara!kawa認定商品」としてブランド認定し、地域の個性を生かした魅力的な商品を数多く輩出してきた。
過去には、卵かけご飯専用調理器具として各種メディアで紹介され大ヒット商品となった「ときここち」や、国内唯一のエボナイト製造工場・日興エボナイト製造所が作る「tan-pen」など、歴史ある町工場が生み出した製品が認定されている。
また、若い事業者の商品も積極的に認定しており、ベビーリュック専門店noaが開発した「抱っこ紐バッグとベビーリュックの2WAYで使える!帆布×岡山産デニムのベビーリュック」や、乳がんサバイバーが温泉施設などで胸元をさりげなく隠せるよう願いを込めてarikataが製作した「MUNEPOSI TOWEL」など、幅広い年齢層や多様なシーンで活用できる商品も選ばれている。
令和5年度までの過去の「ara!kawa」認定商品は、すべて荒川区ブランディング推進委員会が運営するECサイト「荒川探訪商店」にて購入することができるので、チェックしてみて。
令和6年度もさまざまな商品を認定
令和6年度の認定商品5点を紹介しよう。
イントロン・スペースの「TIMESHIFT(タイムシフト)」は、日常のあらゆるシーンでの活躍が期待される、革新的な男性用排尿ケア製品。意図せず漏れた尿を外に漏らさず一時的に製品本体に貯め、トイレで通常通り用を足すように捨てることができるため、「尿もれ」の概念そのものをなくす。前立腺手術後や介護シーンではもちろん、アウトドア、旅行、ビジネスシーン、災害時など、長時間トイレに行けない場面での活躍も期待されており、自信を持ってアクティブなライフスタイルを楽しみたい男性に最適なアイテムだ。
shiroの「未来に残せるAnniversary shoes」は、一点一点こころを込めて製作されたハンドメイドのベビーシューズ。柔らかなイタリアンレザーが小さな足を優しく包み込み、健やかな成長をサポートする。子どもが成長して履けなくなった後、専用の桐製木箱に収納し、思い出の品として飾ることができる。家族や友人への贈り物としてもふさわしい、大切な思い出を未来に残せるベビーシューズだ。
フェイバニッツの「編機で仕立てた日本製メンズニットジャケット」は、生産の全工程を日本で行い、徹底したこだわりを実現した、サステナブルでエレガントなニットジャケット。通常のアパレル製品の生産工程で発生してしまう裁断ロスだが、同ジャケットでは編地を裁断する工程がないので廃棄ゼロ。ジャケットのパーツごとに編み立てられた編地を、一つひとつ手作業でつなぎ合わせるため縫い目が伸縮し、裏地や芯地を使用しない完全一枚仕立のため、軽量で動きやすく立体的なシルエットを表現している。
渡邉製本の「yokobonスケッチノート」は、ゴムバンド付きの文庫本サイズで片手に持ちやすい、コンパクトなスケッチ用のノート。180度フルフラットに開き360度折り返せるので、見開きで使えばシームレスにパノラマワイドな構図のスケッチも可能。創業1946年の製本工場で熟練職人が丁寧に仕上げた糸かがり綴じは、用紙の抜け落ちを防ぎ、耐久性も抜群。背中の寒冷紗(カンレイシャ)という布を魅せるコデックス装や、角が丸く加工された「ヨスミマル製本」により、上品なデザインと品質の良さを両立している。
キャメル鉛筆製作所の「Camel Clover」は、断面がクローバーの形をした色えんぴつ。昭和14年創業の歴史ある鉛筆工場の技術が生み出したこのユニークな形状は、指に自然とフィットし正しい鉛筆の持ち方を促す。小さな子どもには、正しい鉛筆の持ち方を自然と身につけるきっかけとしてもぴったり。木の質感を大切にしたデザインは、大人も満足できる高級感がある。コンパクトな折り畳み式のパッケージは、持ち運びも便利だ。
荒川区のモノづくりブランド「ara!kawa」が認定した、地域の個性を生かした魅力的な商品をチェックしてみては。
荒川探訪サイトURL:https://arakawa.news/shop
(山本えり)
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。
ウェブサイト: http://straightpress.jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。