【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.38「何にでも合う次世代バンド・Chim Chap」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.38「何にでも合う次世代バンド・Chim Chap」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「何にでも合う次世代バンド・Chim Chap」

まずこの度、私は3月15日に開催される「MiMiNOKOROCK FES JAPAN in OSAKA 2025」のスペシャルアンバサダーに就任しました。吉祥寺エリアにて毎年開催され、若手アーティストのたしかな目標となるサーキットフェスとなっているミミノコ。大阪では2020年以来となるサーキットフェスの開催で、今回は4会場で行われます。既に出演が発表されている関西アーティストには、このコラムで紹介してきたアーティストも多いのですが、まだ紹介していない出演アーティストを3月15日まで数回紹介していこうと思います。今回紹介するのは、Chim Chapです。

4ピースミクスチャーバンド・Chim Chapは昨年の関西の登竜門イベント・十代白書でグランプリを獲得し、その後精力的にリリース活動とライブ活動を行いました。今年も年明け早々に東阪ツアーを開催し、15日に新曲『Lipstick』をリリースしました。爽快なギターイントロが一気に耳を奪い、軽快なサウンドが続きますが、Jesse(Vo.Gt)のボーカルを筆頭に大きなスケールも同時に感じさせます。既にライブ定番曲であり、宮本稜我(Ba)は「今出してる曲の中でこれが一番お気に入りやったりします」とXでポストするほど。ライヴハウスはもちろん、今後きっと増える野外ステージにも映える曲でしょう。

ライヴは十代白書で見た時には、他のギターロックのバンドとは違う自分達の戦い方で現場にいるお客さんだけでなく、配信で見ている人の心も掴んだように感じたのが、個人的にグランプリに繋がったのかなと思いました。それ以来の12月にまたライヴを見た時には、そのサウンドは噛み応えのあるジューシーな肉質の中に1本1本の繊維にも緻密な旨味が感じられて、しっかり燻製されたベーコンのように思いました。ステーキに勝る、メインを張るベーコンになるんじゃないかと思います。ただオススメ曲は「Ice Tea」や「カシス」と爽やかな食べ物の名前です。

楽曲同様、ジャンルに縛られない対バンが可能な彼らはミミノコ以外にも、2月から春にかけて名古屋や宇都宮のサーキットフェスにも出演します。ミミノコも全国各地のポップやパンクのバンドが出演しますが、初めての人もおつまみ感覚でも彼らのフィールドに行ってみるといいでしょう。やめられなくなっているはずです。

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