オックスフォード英語辞典の「今年の言葉」は“Brain rot(脳腐敗)”

12月2日(現地時間)、「オックスフォード英語辞典」を刊行するオックスフォード大学出版局が、2024年の「今年の言葉(ワード・オブ・ザ・イヤー)」に“Brain rot(脳腐敗)”が選出されたことを発表しました。


https://x.com/UniofOxford/status/1863516068947345508

「今年の言葉」の最終候補となった6つの言葉から、3万7000人以上の投票によって“Brain rot”が選ばれました。

“Brain rot”は「取るに足らないオンラインコンテンツの過剰消費の結果としてみられる精神/知的状態の悪化」と定義されています。

SNSの低クオリティコンテンツを過剰消費する影響に対する懸念を表す言葉として今年に入り注目を集めました。2023年~2024年にかけての“Brain rot”の使用頻度は230%も増加したといいます。


https://x.com/OxUniPress/status/1863478485294911794

この1年の間にTikTok上のZ世代とα世代のコミュニティの間で人気となっていましたが、現在では主要メディアでも広く使われる言葉となっています。

低クオリティコンテンツの過剰摂取が子どもや若者に与える精神衛生上の悪影響についての議論は現在活発化しているということです。

Brain rot: what is it and how do we know if we have it?(YouTube)
https://youtu.be/XAx_qxfHJFU

アメリカのニュース番組も”Brain rot”を取り上げています。

※画像とソース:
https://corp.oup.com/news/brain-rot-named-oxford-word-of-the-year-2024/

(執筆者: 6PAC)

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