オムライスレシピ&作り方!プロ直伝基本の卵の包み方で失敗なし

おいしくて見た目もきれいなオムライス、なかなか作るのが難しいという人もいるのでは?そこで、VEGEDAY編集部が「オムライス検定(※)1級」取得者からアドバイスをもらいながらオムライス作りに挑戦。コクのあるチキンライスの作り方や、卵の焼き方、失敗しない包み方など、おいしく、きれいに作るコツを詳しく紹介します。
オムライス検定(※)とは
トマトケチャップを使った代表的なメニューのひとつ、オムライス。その調理技術や知識を問う、カゴメ独自の社内向け検定。1~3級まであり、3級は調理時の身だしなみからはじまり、1級になると論文提出や調理デモンストレーションも含まれ、段階別の難易度設定に(1級資格取得者数はカゴメ全従業員数2,921名中、10名/2024年6月時点)。
「オムライス検定」は社内向けの検定となりますが、一般の方向けに料理教室やイベントなどでオムライスを作っていただく機会があり、作っていただいた方には「オムライスアンバサダー」として認定証が授与されます。
焼きケチャップオムライス
じっくり炒めた焼きケチャップで、チキンライスのコクも風味もアップ!
材料(2人分)
<チキンライス>
タマネギ:1/2個
ピーマン:1個
鶏もも肉:100g
サラダ油(具材炒め用):大さじ1
トマトケチャップ:大さじ4
サラダ油(焼きケチャップ用):大さじ1/2
ご飯(温めておく):300g
塩:少々
こしょう:少々
<包む卵>
卵:4個
塩:少々
こしょう:少々
サラダ油(卵用):大さじ1
トマトケチャップ(仕上げ用):適宜
付け合せの野菜:トマト、ベビーリーフなどお好みで
作り方 *直径22cmのフライパンを使用
<チキンライスを作る>
タマネギ、ピーマン、鶏肉は1cm角に切る。
フライパンにサラダ油(具材炒め用)を熱し、鶏肉を入れる。鶏肉の色が変わったらタマネギ、ピーマン、の順に炒める。
アドバイス1:ピーマンが苦手な場合
お子さんやご家族が、ピーマンが苦手な場合、タマネギと同時に入れてじっくりと炒めると苦みが抑えられます。
2の具材に火が通ったら、フライパンの端に寄せる。空いたスペースにトマトケチャップとサラダ油(焼きケチャップ用)を加え、水分を飛ばすように中火でかき混ぜながらしっかりと炒め、焼きケチャップを作る。
アドバイス2:コクうま焼きケチャップのコツ
・トマトケチャップをしっかりと炒めることで酸味が和らぎ、濃厚なコクが出ます。
・かき混ぜながら中火でしっかりと、焼くように炒めるのがコツ(トマトケチャップの炒め具合は下の画像を参照)。
火が強すぎるとはねるので注意しましょう。はねる場合は、火加減を弱めに調整してください。

水分が飛びトマトケチャップの量が2/3くらいになったら、端に寄せていた3の具材と混ぜ合わせながらしっかりと炒める。
アドバイス3:具材の炒め方
・焼きケチャップと具材をしっかり合わせます。野菜の水分でゆるくなるので、全体がペースト状(ラタトゥイユのような見た目/下の画像参照)になるまでしっかりと炒めましょう。

温めたご飯を加え、ほぐしながら強火で手早く炒め合わせ、塩・こしょうで味を調え、取り出しておく(フライパンを洗って、水分を拭き取っておく)。
アドバイス4:ご飯の炒め方
・冷えたご飯を使う場合は、電子レンジなどで軽く温めると、混ぜやすくなります。
・下の画像のように木べらを立てながら切るように炒めると、ご飯がベタつかずに仕上がります(木べらを寝かせて押し付けるように炒めると、ご飯がつぶれて食感に粘りが出てしまいます)。

<卵で包む>
ボウルに卵を溶きほぐし、塩・こしょうを加える。
アドバイス5:卵の溶き方
・ボウルの底に対して菜箸を垂直に当てて、菜箸で白身を切るように混ぜます(下の写真/上)。
・白身が切れたら、泡立てないように、菜箸で白身と黄身をしっかりと混ぜます(下の写真/下)。
*この写真よりももっと白身と黄身が完全に混ざるようにします。そうすることで、色のムラがなく、表面もつるんとしたきれいな見た目の焼き上がりになります。


フライパンにサラダ油(卵用)の半量を弱めの中火でじっくりと温め、溶き卵の半量を流し入れる。
アドバイス6:卵の焼き始めの見極め方
フライパンのサラダ油の中に溶き卵を菜箸で1滴たらしてみて、1秒後にジュッと音がするくらいの温度が流し入れのタイミング。油が温まる前に入れてしまうと、フライパンの表面に卵がくっつきやすくなります。
菜箸で全体を混ぜながら卵をふんわりとさせ、フライパンをゆすりながら半熟状にする。

<チキンライスを包む>
8が半熟の状態のうちに、5の半量のご飯を漢字の「一」の字を書くように卵の真ん中にのせる。

卵の端をゴムベラなどではがし、キチンライスごとフライパンの奥に寄せながら包み込む。
アドバイス7:包み方のコツ
ここでは、きっちり包まなくても、下の写真くらいの包み込み程度でOKです(後でキッチンペーパーを使って、お皿の上で整えるため)。

フライパンをひっくり返してお皿に移し(下の写真/上)、キッチンペーパーで形を整える(下)。
お皿に移す際、フライパンが熱くなっているのでやけどに注意しましょう。


もう1つも同様に作る。仕上げにトマトケチャップをかけ、付け合せの野菜を添える。

アドバイス8:ケチャップライスの野菜バリエーション
タマネギ、ピーマン以外に、季節の野菜を入れるのもおすすめです。
春野菜:アスパラガス、ズッキーニ など
夏野菜:じゃがいも、なす、とうもろこし、枝豆、オクラ など
秋野菜:里芋、かぼちゃ、さつまいも など
冬野菜:にんじん、ブロッコリー、カリフラワー、れんこん など
最後に
上手に作るコツを参考に、おいしいオムライスを作ってみてください。
[トマト]選び方は、重さとヘタの色!保存のコツや下ごしらえも
![トマト]選び方は、重さとヘタの色!保存のコツや下ごしらえも](https://getnews.jp/extimage.php?8e85eb6fd2c3aee049e7bc288df30a50/https%3A%2F%2Fwww.kagome.co.jp%2Flibrary%2Fvegeday%2Fimg%2Fvegetables%2Fimg_tomato_main.jpg)
トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です。
最終更新:2024.11.27
文:VEGEDAY編集部
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修・レシピ提供:カゴメ

カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。