悪臭が漂う過酷な現場で作業する仕事「下水道ダイバー」

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※写真は腾讯网より拝借
世界最悪の仕事の一つである中国の下水道ダイバーという仕事をご紹介。

下水道に潜って作業を行うを「フロッグマン」(蛙人)と呼び、彼らは一年を通じて都市の下水道を清掃している。特に上海市のような都市部には100人以上のフロッグマンがいて、1回の作業で4000~5000元(日本円で8万~10万円)稼ぐという。

重さ約5キロの潜水服を着て安全ロープを装着しながら、直径60センチのマンホールから下水道に入っていく蛙人。ガスマスクのようなヘルメットに呼吸装置が取り付けられており、これが地上まで伸びて空気を供給している。ヘルメット内には通信装置も備わっており、地上の同僚にリアルタイムの状況を定期的に報告する。悪臭を放つ汚水とゴミが充満する中で2~3時間作業を行い、ロープを1回引くとすべて正常、ロープを2回引くと材料が必要、3回以上引いて2分以内に現れない場合は問題が発生している合図である。あらかじめメタンガスの量や下水の流れを計測してから入るが、洪水などで下水の流れが速い時は、潜水服に20キロの鉛の重りを結んで作業を行うことまである。

下水道の詰まり解消すべく悪臭が漂う過酷な現場で作業する仕事人、中国のインフラを支えるフロッグマンたちの活躍があった。

(Written by 山岸悠也)

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