【福岡市】アートを通じて福岡の新たな魅力を発見！アート展示に力を入れるホテルの取り組み

JR九州ホテルズが運営する宿泊主体型ホテル「THE BLOSSOM HAKATA Premier(ザ ブラッサム 博多プレミア)」は、アートを通じて福岡の新たな魅力を発信することを目的に、福岡にゆかりのあるアーティストと連携し、ホテルのロビー空間を生かしたアート展示の取り組みを、今秋より新たに開始した。

日本の文化を体感できる場

同ホテルのコンセプトは「博多の粋 日本の文化を体感でき、国際交流都市・福岡の魅力を発信するハイグレードホテル」。

ゲストを出迎える4階ロビーの壁面には、マルティグラスや博多曲物など福岡・博多の歴史や文化を感じられる伝統工芸品やオブジェが飾られており、まさにホテルのコンセプトを体現した空間が広がっている。

今回の企画は、この広々としたロビー空間を活用し、福岡にゆかりのあるアーティストの作品を定期的に入れ替えて展示を行うことで、多様なアーティストの表現を楽しんでもらおうというもの。

アーティストの作品を入れ替え展示

多彩なアーティストたちによる作品を定期的に入れ替えて展示する企画となっており、訪れるたびに異なるアートに出会える、まさに「アートの旅」を届けるのが狙い。

「THE BLOSSOM HAKATA Premier」のロビー空間を彩るアーティストたちの作品を、現地で直接見て感じるという体験ができる。

坪山小百合氏の作品展示がスタート

今回のコラボレーション企画でトップバッターを飾るのは、福岡生まれで東京藝術大学大学院出身のアーティスト坪山小百合氏。展示会期は、9月20日(金)～2025年3月31日(月)の予定だ。

坪山氏は幼少期より自然に親しみ、高校時代に環境科学を学んだ経験をもとに「人と自然界の関わり」をテーマに独創的な油画を制作している。東京をはじめアジア各国でも個展を開くなど、近年では海外での人気も拡大しており、その独創的な作品は多くの人々を魅了している。

同氏は初年度の「Fukuoka WallArt Project」に入賞したほか、JR九州のD＆S列車「かんぱち・いちろく」の車内にも作品が展示されている。

福岡市のアート事業が縁をつなぐ

「THE BLOSSOM HAKATA Premier」は、福岡市が推進するアーティストを通じたまちづくり『Fukuoka Art Next(以下FaN)』事業に賛同している。

この事業は、アーティストに仮囲い等を活用したまちなかでの発表の場所と、作品を販売・展示する機会を促進する事業で、アーティストの成長・交流拠点を担う「Artist Cafe Fukuoka(以下ACF)」を通して坪山氏との縁を得たそうで、このたびロビー空間に展示するアート作品を制作してもらうことに。

展示作品は「上空から見た福岡の景色」を表現しているという。福岡の美しい風景を俯瞰した視点で描かれており、訪れる人々に新しい発見と感動を与える作品となっている。

「博多まちづくり推進協議会」と連携

THE BLOSSOM HAKATA Premierは「博多に住む、働く、訪れる人々が主役となるまちづくり」を目標にまちづくりを進める「博多まちづくり推進協議会」と連携し、同協議会が福岡市のFaN事業に共感し制作する「博多まち歩きアートマップ」プロジェクトにも参画している。

マップには博多の街に点在するアート・文化が紹介されており、坪山氏の作品もマップに掲載。ホテルでアートを鑑賞後、マップを参考に、博多の街を巡りながら地域のアートや歴史に触れてみるのも楽しそう！

■「THE BLOSSOM HAKATA Premier」概要
住所：福岡県福岡市博多区博多駅前二丁目8番12号
公式HP：https://www.jrk-hotels.co.jp/Hakata_premier
Instagram：https://www.instagram.com/the_blossom_hakatapremier

(鈴木 京)