雨で体が濡れるのが苦手なオランウータンがジャングルで雨宿りする貴重な瞬間
世界の動物に関する雑学を紹介するコーナー、第1回はマレー語で「森の住人」と呼ばれるオランウータンである。
ボルネオ島とスマトラ島の熱帯雨林に生息する大型類人猿。賢さで知られるチンパンジーのように道具を使い、野生では葉っぱを器にして水を飲む姿も確認されている。そんなオランウータンは雨で体が濡れるのが苦手(体が冷えるため)で、ナショナルジオグラフィックがオランウータンを観察中に雨が降り始め、オランウータンは近くのタロイモの葉っぱを抜き取って、まるで傘のように自分の頭の上にさしたという話まである。雨が降った時に近くに身を寄せるものが無い場合、雨を避けることが出来るものを探すオランウータンだが、野生のオランウータンはジャングルで樹上生活をしているため、大雨に見舞われると周囲の葉っぱを集めて葉陰を作り出し、まるで雨宿りをしているような可愛い姿勢で身を守っている。
東南アジアのジャングルを探検する際に雨が降って来た場合、野生のオランウータンが雨宿りしている瞬間を発見できるかもしれない。
(Written by 山岸悠也)
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