カインズが“くらしのシーン”の課題を解決、イマーシブ体験を取り入れた群青劇など新たな取り組み

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カインズが“くらしのシーン”の課題を解決、イマーシブ体験を取り入れた群青劇など新たな取り組み

ホームセンター・カインズホームなどを展開する株式会社カインズが9月25日、東京・新宿の「Lumine 0」にて、同店舗初の商品発表会「CAINZ 商品発表会2024 ~くらし ららら劇場~」を開催した。

会場には「庭」「玄関」「キッチン」「リビング」「寝室」「風呂・洗面」など、くらしのシーン別に6つの空間を展示。カインズオリジナル商品を使い、来場者をステージに巻き込んでいく「イマーシブ体験」を取り入れた群像劇「くらしららら劇場」を行ったほか、同社代表取締役・CEOを務める高家正行氏が登壇し、新たなブランドコンセプトとして掲げている「くらしDIY」について詳細を語った。

1978年に日本型ホームセンターの草分け的存在として誕生したカインズは、物持ちが豊かではない時代に、“何でもある”という価値を実現するために、大型店舗を全国に展開。日本社会が豊かになっていくなかで、2007年に同社は、Everyday Same Low Priceの略で、商品企画から品質管理や物流、販売などを一貫して行うSPA宣言を行い、カインズでしか購入できないオリジナル商品の開発に着手しはじめた。

現在では、世界の情勢が変化し、様々な技術が進化していくことによって、暮らしそのものが変化。自分らしい暮らしを求めていく顧客のために、同社では「くらしDIY」をブランドコンセプトに掲げ、第3創業期では新たなカインズの価値を創るために取り組んでいる。

こうした想いから、2023年にはプロダクトブランドを策定。高屋CEOは「例えばフライパン。従来のタイムブランドのフライパンは、安くて機能、機能のいいもの、を中心に開発をしてきたわけですが、実はフライパンひとつとっても、お客様のニーズ、あるいは暮らしの中で使うシーンというのは様々です。ひとつのフライパンでも、8つのプロダクトブランドをベースに開発をすることによって、一人ひとりのお客様のシーンに合わせたフライパンを作っていく開発をやってきております」と説明。6000もの自社ブランドの発売に至っており、従来の商品でパッケージを刷新したもの関しては、1万2000SKUにものぼるという。

高家CEOは「その商品がどんな暮らしのシーンで使われるのか、それによってそれぞれの暮らしのシーンが、どんなふうに楽しくなるのか。あるいはどんなお困り事が解決できるのか。オリジナル商品の持っている価値を、この商品発表会でご覧いただければと思っています」と力説していた。

この日の商品発表会には、多数のアンバサダーも参加。そのほか、家族がそれぞれの空間で繰り広げる課題解決ストーリーを、来場者に参加してもらうイマーシブ体験を取り入れた群像劇「くらし ららら劇場」を上演した。

高家CEOは、こうした取り組みについて「リアルとデジタルを利用して、たくさんのお客様に提供することを何とか融合できないかなと思っていました。店舗ではないリアルな場所で商品の良さをできるだけ伝え、来場いただいたアンバサダーの方にデジタルを利用してお届けすることをしたいと思って、挑戦したいと思いました」と語った。

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