『ラブ トランジット』シーズン2 主題歌&挿入歌担当・eillインタビュー グッときたシーンや楽曲制作の裏側は?<後半ネタバレあり>

Prime Videoは、恋愛リアリティ番組『ラブ トランジット』の最新作となる『ラブ トランジット』シーズン2を独占配信中です。

Amazon Original『ラブ トランジット』とは、CJ ENM系列の韓国コンテンツ配信サービスTVINGのオリジナルシリーズである人気恋愛リアリティ番組『환승연애(乗り換え恋愛)』のフォーマットを元に、日本で製作された番組です。交際期間や別れた時期、破局理由がそれぞれ異なる5組の元恋人たちが番組を通して再会し、約1か月の共同生活を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫ります。


昨年配信のシーズン1に続き主題歌と挿入歌を担当するのがeillさん。どの様に作られた楽曲なのか、本作の見どころやグッときたシーンについてお話を伺いました!

――今回も素敵な楽曲で、いち視聴者としてありがとうございました。まずは『ラブ トランジット』という企画を知った時の率直な感想を教えていただきたいです。

もう想像出来ない、どんな番組になるんだ!って思いました。元カレ、元カノがいる場で違う人と恋愛出来るのかな?っていう。すごく面白そうだなと思いました。恋愛リアリティーショーは高校生の頃によく観ていて、最近はあまり観られていなかったのですが、この番組はリアルさが深いなっていう風に思います。元カレ、元カノだから「最近恋愛でこんなことがあったんだよね」「こんな喧嘩があったんだよね」ということを認識しているわけじゃないですか。その場で出会って恋に落ちてく恋愛とは全く違ってすごく面白い企画ですよね。

――前シーズンで、元カレ・元カノと付き合っていたときの動画が流れるシーンや、すごく良いところでeillさんの楽曲が流れるので、より切なくなったり、嬉しい気持ちになったりしました。反響は感じられていますか?

「曲がすごく良いということを、改めて表してくれた番組だったね」とか、「世界観を音楽でさらに盛り上げていたよね」ということも言われてすごく嬉しかったです。あと今おっしゃっていただいた様に「流れるシーンがエグいね!!」って友達10人くらいから連絡が来たので、そこもありがたかったです。

――『happy ever after』は、5年前に作った曲がベースになっているそうですね。

元恋人同士の楽曲で、恋は終わっちゃっているけど、また職場で会っちゃうみたいなシチュエーションで。いつでも恋に発展出来るけれど、また戻ったら傷つくことも分かっていて。でも、会う度に「こういう所が好きだった、こういう所が嫌だった」とつい思い出してしまうという…。そんな『ラブ トランジット』にピッタリな話を友達としてから書いた曲だったんです。自分がその時にしてた恋愛もちょっと近しい感情があったからこそ、すごくその話で盛り上がって、感情移入したまますぐ曲を書いた記憶があります。

――歌詞が本当に沁みますよね…!

私はどんな終わり方だったとしても、好きだった時間や思い出に自分よがりになりたく無いんです。「お互いに好きだったよね」と思いたいですし、それって宝石みたいな思い出じゃん、みたいな感じで留めておきたいんです。どんなに終わり方が辛かったとしても、その宝石の思い出が無くなるわけではないし、好きだったということは“おあいこ”だからちゃんとここに置いていってね、という意味を込めて書きました。失恋だけじゃなくて、今現在進行中の恋であっても、悩むことってあると思うのでそんな方にも届いたら嬉しいです。

――eillさんの楽曲に出てくる、モデルになっている子のことがいつも素敵だなと思うのですが、制作する上で軸になっている人物像などはあるのですか。

たくさん傷つくし、気にするし、でもそれを乗り越えるぞって、いうちょっとヤンキー魂みたいな子が私の中にはいて、その子が私をすごく守ってくれているなって思うんです。曲を書く時にも傷つくことってたくさんあるけれど、それからバリアしてくれる強い子が私にとっての音楽で。時々自分って空っぽだなと思ってしまう時があるんですけれど、音楽している時と歌詞を書いて歌っている時はそこから守られている感覚で。
歌を始める前は、自分って何なんだろう?とよく考えていて。小さい頃ってどうして生まれてきたのかな?みたいに思ったりすると思うのですが、その感覚がずっとあって。でも音楽に出会ってからは、自分が唯一心からやりたいことが出来たというか。これからもずっと付き合っていくんだろうなと思います。

※これ以降はネタバレを含みます。未鑑賞の方はお気をつけください!

――『ラブ トランジット』シーズン2をご覧になっていかがでしたか?

5組のカップルの別れ方がリアルだったなという印象を受けました。5組のカップル、それぞれを見ていて、どの関係をピックアップして歌詞にしようかなとリンクする部分を探す感じでした。最後の決断はすごくグッときました。 恋愛を選んでいる人もいたし、自分の人生を選んでる人もいたし、他の恋愛リアリティーショーで見られるドラマとはまた違う一面を感じたなというか、キュンキュンしたシーンももちろんあったけど、それよりも人間にグッと迫っているなと思いました。一途に思っている人のパワーというか、強さって計り知れないなと思います。1回別れて、また付き合うために頑張ることってすごくエネルギーを使うと思うから、勇気をもらえるシーンがたくさんありました。
――特に気になった子はいらっしゃいましたか?

私はミヅキちゃんが好きで、最後の選択で、泣きながらも誰も選ばなかったじゃないですか。すごくグッときました。元カノを振って、自分のところに来て、あんなに真っ直ぐに「好き」と言ってくれたけれど、スンギさんもまだ一途に想ってくれていて。揺らがないはずないんだけど、中途半端な気持ちで向き合っちゃダメだなって、ミヅキちゃんは考えたのかな?って。カッコいい!って思ったんですよね。応援したくなる女の子だなと思いました。あと、お弁当のシーンも好きです。ケランチムみたいな卵焼きと、キムパと、すごく美味しそうで。

――すごく美味しそうでしたよね!

あんなご飯作ってくれて最高じゃないですか。でもなんかその愛が重く感じられる時にちょっと拒絶しちゃう気持ちも私は分かるから、自分の時間も欲しいよねって共感していました。ミヅキちゃんの人間味と、スンギさんの一途さと、推しカップルはそこの2人です。最後くっついて欲しかった気持ちもありましたけれど、ミヅキちゃんの選択をすごく応援したくなりました。

――本当に切なくて、可愛い2人でしたよね…!今日は素敵なお話をありがとうございました!

◆Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2概要

作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D56TVFF1
配信開始日:2024年8月22日(木) 20時より独占配信中
※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合あり
スタジオMC:川島明(麒麟)、指原莉乃、長谷川忍(シソンヌ)
主題歌:eill 「happy ever after」(ポニーキャニオン)
話数:全8話
8月22日(木)20時 第1話-第4話
8月29日(木)20時 第5話-第6話
9月 5日(木)20時 第7話-第8話
コピーライト:(C)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 『ラブ トランジット』シーズン2 主題歌&挿入歌担当・eillインタビュー グッときたシーンや楽曲制作の裏側は?<後半ネタバレあり>

藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。