【オフィシャルレポ】ラブライブ!蓮ノ空女学院103期のときめきが詰まった再構築バーチャルライヴ

【オフィシャルレポ】ラブライブ!蓮ノ空女学院103期のときめきが詰まった再構築バーチャルライヴ

ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ103期が、9月12日にZepp Haneda(TOKYO)にて〈ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 103期Fes×ReC:LIVE ~first crossing~〉を開催。オフィシャルレポートが到着した。

【以下、オフィシャルレポート】

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが103期に実施したバーチャルライブ『Fes×LIVE』の内容を、“いま”に合わせて再構成したスペシャルなイベントが、Zepp Haneda(TOKYO)で2日間に渡って開催された(2日目は3公演)。リアルなライブハウスで、メンバーがパフォーマンスしていることが体験できる有観客バーチャルライブは、『ラブライブ!』シリーズとしては初の試みとなる。出演したのは、日野下花帆、村野さやか、乙宗 梢、夕霧綴理、大沢瑠璃乃、藤島 慈の6人。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブが紡いできた物語を感じることができた初日のライブの模様をレポートする。

オープニング映像が流れ、メンバーがひとりずつ紹介されていくと、会場がそのメンバーカラー一色に染まっていく。『Fes×ReC:LIVE ~first crossing~』のライブタイトルが映し出されたあと、6人がステージに現れる。するとオールスタンディングで会場を埋めたファンから大きな歓声が巻き起こる。桜色の衣装をまとった6人が、1曲目に歌ったのは、始まりの曲でもある「Dream Believers」。希望に満ち溢れた真っすぐな歌声、この曲には始まりのときめきが詰まっている。楽しそうに踊っている6人だが、同じ振り付けでも、それぞれの個性が感じられた。ファンも、大きな声を届け、クラップをし、最後は一緒に歌う。1曲目から、会場の温度は一気に上昇していった。

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「蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん、こんばんは〜」と挨拶をすると、「こんばんはー!」と大きな声が返ってくる。6人が自己紹介をすると、最初のMCでは、乙宗 梢が中心となって、今回のライブについて説明をしていく。

まず、今回のライブは生配信ではなく事前に収録されたものであること。そして、なぜこのライブが企画されたのか…、そのきっかけは、104期生である1年生3人が「103期の『Fes×LIVE』を記録に残したい。ただの映像データとしてではなく、『Fes×LIVE』の空気感、体験そのものを保存したい」という言葉からだったのだという。ただ昔の記録、過去の映像を流すのではなく、生のライブに限りなく近いものにして届けたいという願いもあって、ライブハウスでの開催になったようだ。

また、「103期に私たちが行ってきた『Fes×LIVE』の振り返りです」という村野さやかの言葉もあったが、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの、これまでの軌跡を感じることができるライブになっていた。昨年4月に103期がスタートし、花咲きたくて、蓮ノ空に来た日野下花帆と、自分が変われるきっかけを求めて来た村野さやか。2人がスリーズブーケとDOLLCHESTRAに加入し、夏には、幼馴染のめぐちゃん(藤島 慈)を追いかけ、大沢瑠璃乃がカリフォルニアから帰ってきて、みらくらぱーく!が復活する。そして8月に、6人3ユニットでの『Fes×LIVE』を開催。そこからあっという間に過ぎていった1年間。今回のライブは、その103期すべての『Fes×LIVE』をひとつのライブにまとめたものであり、“思い出から作られた新しい形式の『Fes×LIVE』”が『Fes×ReC:LIVE』ということになる。

だが乙宗 梢が、「これまでと“いま”のわたくしたちの全力をお見せしないとね!」と言って、新規で収録した楽曲があることを伝えると、ファンから歓喜の声が上がっていた。そしてここからは、3ユニットによる、それぞれのステージが繰り広げられていく。

トップバッターはスリーズブーケ。まずは、最初の一声で会場が大きくどよめいた「Mix shake!!」(※新規収録)から。曲の頭からファンのボルテージは高まりまくっていたが、みんなで歌う迫力が凄まじい。また、ロックサウンドの重低音と照明の賑やかさは、ライブハウスならでは! スリーズブーケの2人もステージを所狭しと駆け回り、間奏ではユニークなポーズを決めたりしながら、観客を「もっと大きな声で!」と煽っていた。2人の歌とダンスの掛け合いもかわいい。美しいイントロから始まる「千変万華」は、ポップでキュートなパフォーマンスで、ステージが一気に華やいでいく。この2曲は「水彩世界」の衣装だったが、続く「眩耀夜行」では、星空が似合う青い衣装で登場。ロマンチックな歌詞をユニゾンで届けていく。そして、再び衣装チェンジをして、スリーズブーケのラストナンバーは「Holiday∞Holiday」。サビでは手を左右に振り、ファンと思いをひとつにしていく。美しい歌声とキラキラと眩しく輝く2人による、素敵なステージだった。

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続いて登場したのはDOLLCHESTRA。まずは「KNOT」(※新規収録)を披露し、会場をDOLLCHESTRA色に染めていく。赤と青の照明がすごくクールだ。ギター、ベース、ドラマが暴れまくるバンドサウンドにも負けない、2人の力強い歌声。ラスサビ前で「行くよ。」とクールに言う夕霧綴理と、それに応えるように村野さやかが「掲げろー!」と煽るところは、この曲一番の盛り上がりになっていた。衣装チェンジして「Mirage Voyage」は、2人で特徴的なスカートを揺らしながらダンスをしていく。情感たっぷりなボーカル、儚いロングトーンがとても魅力的だった。イントロが流れた瞬間盛り上がった「Take It Over」は、和テイストの衣装でのパフォーマンス。この曲では、2人のエモーショナルなボーカルと村野さやかの力強いロングトーンで圧倒していた。ラストの「Tragic Drops」は、ドラマチックで切ない歌詞を、2人で掛け合いながら、台詞やラップ部分を感情豊かに表現していく。難しい楽曲を変幻自在のボーカルとカッコいいダンスで表現していくのが、彼女たちの凄さだ。見ているほうも、知らず知らずのうちに曲の世界に引き込まれていく感覚があった。

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そして最後は、みらくらぱーく!が登場。とにかく4曲とも、観客を巻き込み、ハチャメチャに楽しいライブになっていたのだが、まずはイントロのギターリフがキャッチーな「アイデンティティ」から。大きなコールで盛り上がり、息の合った大沢瑠璃乃も藤島 慈のパフォーマンスにも声が上がる。キュートなボーカルでグイグイ攻めたあとは、ベースイントロがクールな「ココン東西」へ。曲の前半はラップで畳み掛けるが、2コーラス目はテンポがゆったりとなるという緩急と曲構成がたまらない。〈中毒性のある歌詞と、飛び跳ねたり、動き回るダンスもかわいらしい。そして、真っ赤な衣装で2人が登場すると、会場が一気に沸く。まずは賑やかな「ノンフィクションヒーローショー」をぶちかまし、さらに盛り上げていく。〈一緒に声出そうか〉の歌詞の通り、この曲でも一緒に歌い、クラップをし、ものすごい一体感のまま駆け抜けていった。曲が始まった瞬間、絶叫にも近い声が上がったのは「ド!ド!ド!」(※新規収録)。曲のテンションに合わせた元気いっぱいのダンス、歌詞に合わせた表現も見事だ。大きな声で歌うファンと一緒に曲を完成させていき、みんなで応援し合うハッピーな空間を創り出していた。

3ユニットのライブが終わると、MCでライブの感想を語っていく6人。新規収録となる曲については、「歌い方は少しずつ変わっていくものだから、“いま”のボクたちならこうするっていう形も見せたくなったんだ」と夕霧綴理が伝えていたが、これまでの経験も踏まえた、“いま”の歌唱になっていた。

また、今回のステージをするにあたり、これまでの『Fes×LIVE』の映像を観ていたときの話もしていた。衣装やステージセットのことだけでなく、何月の公演では何のおやつを食べていたのかまで覚えている日野下花帆に、「食事以外にも、ルリたちとの思い出、覚えててくれてる?」と不安になりながらツッコむなど、6人のほんわかとしたやり取りが繰り広げられていた。

そして、「僕たちにとって、大切なつながりを意味する1曲。もしもあの日、この曲を歌えていなかったとしたら、ボクたちは今の形に辿り着けていなかったと思う」と夕霧綴理が言って歌ったのは「DEEPNESS(ReC Ver.)」。102期生の乙宗 梢と夕霧綴理、そこに103期生の日野下花帆と村野さやかが繋がり、4人で歌ったこの曲…。そしてこのステージで、初めて大沢瑠璃乃、藤島 慈も含めた6人でのパフォーマンスが見られるということもあって、観客も大興奮! クールでカッコいい衣装を着た6人も、キレッキレのフォーメーションダンスを決めていく。客席に降り注ぐ照明と力強い6人の歌声、全ての要素が重なり、最高のステージを見せてくれた。そして最後は、デビューミニアルバム『Dream Believers』でもラストを飾った「永遠のEuphoria」。6人で心を込めて歌を届けていき、そこにファンの歌声が重なっていく……。メンバーとの繋がり、そしてファンとの繋がりも感じるパフォーマンス。シリーズ初の試みとなる有観客バーチャルライブ『103期Fes×ReC:LIVE ~first crossing~』の初日は、熱狂に包まれたまま幕を下ろした。

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2日目は3公演で、ユニットが登場する順番だけでなく曲順も違っていたり、それぞれのユニットと6人曲に日替わり曲があったり、MCを仕切るユニットが3公演すべて違っていたり、さらには影ナレもそれぞれ違うなど、4公演すべてが色の違うステージになっていた。そいう意味でも、生のライブに限りなく近い『Fes×ReC:LIVE』だった。

フォトギャラリー

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©PL!HS
text & photo by 塚越淳一

9月12日(木)セットリスト

M1.「Dream Believers」蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
――MC1――
M2.「Mix shake!!」スリーズブーケ
M3.「千変万華」スリーズブーケ
M4.「眩耀夜行」スリーズブーケ
M5.「Holiday∞Holiday」スリーズブーケ
M6.「KNOT」DOLLCHESTRA
M7.「Mirage Voyage」DOLLCHESTRA
M8.「Take It Over」DOLLCHESTRA
M9.「Tragic Drops」DOLLCHESTRA
M10.「アイデンティティ」みらくらぱーく!
M11.「ココン東西」みらくらぱーく!
M12.「ノンフィクションヒーローショー」みらくらぱーく!
M13.「ド!ド!ド!」みらくらぱーく!
――MC2――
M14.「DEEPNESS(ReC Ver.)」蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
M15.「永遠のEuphoria 」蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

アーティスト情報

HP:https://www.lovelive-anime.jp/hasunosora/
X:https://twitter.com/hasunosora_SIC
YouTube channel:https://www.youtube.com/@lovelive_hasu
note:https://note.com/lovelive_hasu

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