【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.21「注目のミナホ出演者①〜昨年のガムシャラな3日間から1年・muk〜」
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「注目のミナホ出演者①〜昨年のガムシャラな3日間から1年・muk〜」
先日、大阪のラジオ局FM802が主催する一大ショーケースライヴイベントMINAMI WHEELの第3弾出演者が発表されました。関西だけでなく全国の早耳リスナーも集まるこのイベント。アーティストとしても「ミナホ出演」は目標に挙げられ、このイベントに出演できたから音楽を続けられてきたというバンドやアーティストも多くいます。もちろん私も毎年参加しています。そんな私が注目する関西のアーティストをピックアップしていきたいと思います。
今回紹介するのは、現代病焦燥イノセントロックバンド
今年のミナホのことを語るならどうしても最初に名前を挙げたかったバンドです。昨年も出演していましたが、今思えば昨年の出演者の中では最も無名と言って差し支えない立ち位置でした。そこで彼らは懸命なビラ配りを実施。仲間のバンドマンやイベンターも巻き込んで、関係各所から「ものすごくビラを配っているバンドがいる」と話題になったほどでした。その結果、初のミナホでのライヴはほぼ満員。そのほとんどが初見でした。そこでの喜びや緊張や決意でグチャグチャとなった感情で掻き鳴らしたライヴに多くの人が心を打たれ、泣いてる人も多かったことを覚えています。実は私もウルッときました。
この時はまだドラムも長谷川ではなかったんですよね。そこから1年、様々な経験を重ねて戻ってきたミナホでどのようなライヴをするのか非常に楽しみです。そしてこれから鳴らすクリエイティブにも期待しています。
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