テイラー・スウィフト、米大統領選でカマラ・ハリス候補を支持する声明発表

access_time create folderエンタメ
テイラー・スウィフト、米大統領選でカマラ・ハリス候補を支持する声明発表

 テイラー・スウィフトが、2024年の米大統領選でカマラ・ハリスとティム・ウォルズを支持するという驚くべき政治的発言を行った。彼女は、ドナルド・トランプ前大統領とハリスが対決した【第1回米大統領選討論会】からわずか数時間後にこの支持をSNSで発表した。

 2億3,800万人のフォロワーに向けた投稿で、スウィフトはハリスへの賛辞を述べ、彼女を“確かな手腕を持つリーダー”とし、LGBTQ+の権利や女性の生殖の自由といった大切な問題に対して“戦士”として立ち向かっていると評価した。

 投稿には、愛猫ベンジャミン・バトンを抱えた写真が添えられており、スウィフトは討論会を見て、自分なりにどの候補者に投票するかを調べたと綴っている。「多くの皆さんと同じように、私も今夜の討論会を見ました。もしまだ行っていないなら、今こそが、目下の問題やあなたにとって最も重要なトピックに関する候補者たちのスタンスについてリサーチする絶好の機会です」と彼女は書いている。「私は有権者として、候補者たちが提案している政策について、できる限りの情報を集めるようにしています」と彼女は綴った。

 スウィフトが発言に踏み切った背景には、彼女が個人的に誤情報を拡散された経験があったからのようだ。今年8月、スウィフトがトランプを支持していると示唆するような、AIが生成した偽の画像がトランプの公式サイトに掲載されるという出来事があった。これは、彼女にとってAIやフェイク・ニュースが拡散される問題について考えを示すきっかけとなった。

 スウィフトは、「AIと誤情報拡散の危険性に関する私の恐れについて改めて考えさせられました」と述べ、「誤情報に対抗する最もシンプルな方法は、真実を広めることです」と続けた。

 スウィフトによる支持は、候補者たちの目にも留まった。討論会後、民主党副大統領候補ティム・ウォルズは、米MSNBCのレイチェル・マドーとのインタビューでスウィフトを称賛し、その投稿を“雄弁であり、勇気ある発言”と評価した。

 「まず第一に、テイラー・スウィフトには信じられないほど感謝しています。あの発言は雄弁であり、今のアメリカに必要な立ち上がるための勇気を示しています」とウォルツは語り、スウィフトのファンであるスウィフティーズに、ハリス=ウォルズの選挙キャンペーンへの参加を呼びかけた。

 また、スウィフトは共和党の副大統領候補J・D・ヴァンスが、子供のいない民主党議員を揶揄した発言に対し、自身を“子供がいない猫おばさん”と自虐的ユーモアを交えながらも鋭いジャブを放っている。「リサーチは皆さん自身がすることで、選択も皆さん自身のものです」と彼女は強調した。

 スウィフトが民主党候補を後押しする発言するのはこれが初めてではない。2018年に、スウィフトは政治に関する沈黙を破り、民主党候補のフィル・ブレデセンを支持し、対立する共和党候補のマーシャ・ブラックバーンの投票記録に“呆れると同時に恐怖を感じる”と語った。また、2020年の米大統領選挙ではジョー・バイデンとハリスへの支持を示していた。

 スウィフトの支持表明は、彼女のファン層である若い有権者に強い影響を与える可能性が高い。彼女の影響力は絶大で、最新アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で通算15週1位を獲得した。これにより、彼女はこの数年間で合計14枚のアルバムで1位を獲得し、17枚のアルバムでトップ10入りを果たした。

 「スウィフティーズ・フォー・カマラ」のような草の根活動が勢いを増す中、スウィフトの支持は米大統領挙に向けて若い有権者を引きつける強力な力になるかもしれない。

関連記事リンク(外部サイト)

アリアナ・グランデ、ミーガン・ザ・スタリオンがカマラ・ハリスへの投票を呼びかけたことを称賛
キャロル・キング、ハリス米副大統領を支持するスウィフティーズのために「Shake It Off」を披露
チャーリーXCX、ハリス米副大統領を“Brat”と呼んだ投稿について語る「私はボブ・ディランではない」

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. テイラー・スウィフト、米大統領選でカマラ・ハリス候補を支持する声明発表
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。