ザ・ブリーダーズのキム・ディール、ソロ・デビュー作完成 故スティーヴ・アルビニがエンジニアとして参加
ザ・ブリーダーズのメンバーにして、元ピクシーズ、元アンプスの活動でも知られるキム・ディールが、ソロ・デビュー・アルバム『Nobody Loves You More』を2024年11月22日にリリースする。
これに伴い、アルバムより先行で脈打つビートとファジーなリフが織り成す歪みが美しい「Crystal Breath」を、2023年に金沢21世紀美術館にて個展を開くなど、世界で大きな注目を集めるべネズエラ系アメリカ人アート・ディレクターであるアレックス・ダ・コルテによるミュージック・ビデオと共に公開した。
ソロ活動はこれが初めてではなく、2013年に7インチ・レコード・シリーズをセルフ・リリースしているが、ソロ・アルバムという形は本作『Nobody Loves You More』が初である。
今回のアルバムは、芸術に対する彼女の綿密なアプローチに沿って、数年にわたり洗練されてきたものだ。最も古い曲である「Are You Mine?」と「Wish I Was」は、彼女がピクシーズの【Lost Citiesツアー】 を終えて米ロサンゼルスに移った直後の2011年に作曲され、元々レコーディングされていたものである。『Nobody Loves You More』のための最後のレコーディングは、伝説的なエンジニアであり親友でもある故スティーヴ・アルビニと共に2022年11月に行われ、彼は米シカゴにある自身のElectrical Audioスタジオでアルバムの最後を飾る曲「A Good Time Pushed」を手掛けた。
また、作品制作の過程では、ザ・ブリーダーズの過去から現在にかけてのメンバーである、マンド・ロペス、双子の妹のケリー・ディール、ジム・マクファーソン、ブリット・ウォルフォードから、ティーンエイジ・ファンクラブのレイモンド・マッギンリー、ザ・ラカンターズのジャック・ローレンス、サヴェージズのフェイ・ミルトンとエイス・ハッサンまで、さまざまなコラボレーターを迎えている。『Nobody Loves You More』はマルタ・サローニ(レディー・ガガ、ビョーク、デヴィッド・バーン、ブラック・ミディ)がミックスを担当し、ヘバ・カドリー(坂本龍一、ビョーク、ビッグ・シーフ、長谷川白紙)がマスタリングを担当した。
2024年11月22日に世界同時発売となる本作は、デジタル/ストリーミング配信に加えて、国内流通仕様盤CDに解説書・歌詞対訳が封入され、輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルに加え、数量限定オレンジ・ヴァイナルが発売される。
◎リリース情報
アルバム『Nobody Loves You More』
2024/11/22 RELEASE
Photo: Alex Da Corte
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