フライング・ロータス、自らのボーカルをフィーチャーした2年ぶりの新曲「Garmonbozia」公開

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フライング・ロータス、自らのボーカルをフィーチャーした2年ぶりの新曲「Garmonbozia」公開

 フライング・ロータスが、2年ぶりとなる新曲「Garmonbozia」を突如リリースした。

 20年近いキャリアの中で、映画音楽のような独特の雰囲気が漂う奇妙な楽曲を多く発表したきたフライング・ロータスにとっても、「Garmonbozia」は最も不気味さを放つ部類のトラックと言えるだろう。自らのボーカルをフィーチャーした本楽曲で、彼はドロドロとしたベースラインに身をゆだね、前後に揺れ動くビートに乗って「痛みと悲しみ」を歌う。途中、80年代のSF映画を彷彿とさせるシンセサイザーが響きが曲のテンションをやわらげ、最後には再び不穏な空気を纏って幕を閉じる。

 新曲のリリースは、2022年の「The Room」以来だが、フライング・ロータスことスティーヴ・エリソンは音楽の枠を超えて、創作活動を続けてきた。2021年にNetflixオリジナルアニメシリーズ『YASUKE -ヤスケ-』で音楽・製作総指揮で参加したのに続き、ホラー映画『V/H/S/99』で、共同脚本、監督、音楽を手掛け、最近では『ブレイキング・バッド』のアーロン・ポールと『三体』のエイザ・ゴンザレスが出演するSFホラー映画『Ash』を撮り終え、この作品でも監督と音楽を担当している。またバスケットボール界の伝説的選手、マジック・ジョンソンのドキュメンタリー『マジックと呼ばれる男(原題:They Call Me Magic)』のテーマソングも手がけている。

◎リリース情報
シングル「Garmonbozia」
配信中
https://flying-lotus.ffm.to/garmonbozia

Photo: Fabrice Bourgelle

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