進化したWHITE SCORPIОNがお台場を席巻 フジコーズを撃破?

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進化したWHITE SCORPIОNがお台場を席巻 フジコーズを撃破?
「動く唇」とフジコーズとのコラボで「Everydayカチューシャ」を披露。

不思議なもので、現場(ライブ)に行かなければ分からない事がたくさんあります――。

ステージの空気が変わったような気がしました。2024年8月14日。「WHITE SCORPION」(ホワイトスコーピオン。以下「ホワスピ」)がフジテレビ「お台場冒険王2024」(7月20日~8月25日)のステージに登場した時の事。

それまでアイドルユニット「フジコーズ」「ラフラフ」と続けてのライブ。僕は2グループともライブは初めてで、リハーサルから観させて頂きました。想像以上に「王道アイドル」で感嘆しました。AKB感を出しているところはさすが、佐久間宣行さんがプロデューサーの事はあるな、とも思いました。

因みに佐久間さんとは10年以上前、プロデューサーとして今でも手がけている名物番組「ゴッドタン」に吉田豪君(プロインタビュアー。ライター)、杉作J太郎さん(漫画家、ラジオパーソナリティ等)とで出演させてもらって以来なのですが、アイドルプロデューサーになるとは思ってもいませんでした(ラジオパーソナリティにはなるだろうなとは感じていました)。さらに言うと僕が知る数少ない「怒った事がない」人でもあります。

今回は「お台場冒険王2024」において佐久間さんがMCを務める「オールナイトフジコ」(土曜0時55分~2時55分)のステージでのイベントになります。登壇するアイドルユニットは「フジコーズ」「ラフラフ」「高嶺のなでしこ」。そしてアイドル3.0プロジェクトで約1万人の応募者から半年間のオーディションをくぐり抜けた11人。「WHITE SCORPION」が参加。

前述したようにまずは「フジコーズ」や「ラフラフ」が王道アイドルとしてのパフォーマンスを魅せ、お客の入りも満員。そして普通にヲタがついていて、言ってみればアイドルイベントの通常運転として安心して観ていられるステージでした。

そして、「WHITE SCORPION」(以下ホワスピ)の登場。僕にはステージの空気が変わったように思えました。衣装、出で立ち、存在感。11人は良い意味で異色でした。そして新曲「動く唇」を披露。メンバーのXを見てみるとさらっと「お台場冒険王で『動く唇』を歌いました」的にポストしているのですが、いやいやもっと大仰に書いてくださいと言いたいくらいです。

以前、池袋サンシャインシティでデビュー曲「眼差しSniper」のパフォーマンスを取材しました。透明感のある歌声が印象的。11人のダンスはとても洗練されていて奇麗でした。MVも同様の感想を抱きました。

が、それから時間をおいて、6stシングルとなる「動く唇」のパフォーマンスは存在感が増したというか、深みを増したというか、一言では言い表せないものでした。分かりやすく言うと「迫力」というものが備わっていた気がしました。

その後「フジコーズ」とのコラボでAKB48の代表的楽曲「Everydayカチューシャ」。夏の定番ソングのひとつです。ファンが盛り上がります。Mixが始まります。で、個人的にここは鳥肌モノでした。

そして一つのグループを想起しました。「=LOVE」(以下イコラブ)です。彼女たちも立上げ当初から取材していました。日比谷野音で真夏に開いたライブも行きました。それからしばらく経ち、昭和大学人見記念講堂で行われたライブで、一人のメンバーのパフォーマンスに良い意味でショックを受けました。野口衣織さんです。欅坂46「不協和音」をカバーしたのですが、そのパフォーマンスのオリジナリティと完璧さ。ステージを支配していました。しばらく経ってから、アイドルヲタの女性と話す機会があったのですが、野口衣織さんを非常に評価していました。ファンは見ているものです。当時、野口さんがセンターでなかったですが(のちにセンターになりますが)恐らく地道にダンス、表現力に磨きをかけていったはずです。そしてその努力は絶対にステージでにじみ出てくるものです。ライブでしか分からないもの――冒頭の感想はこれの事を指します。

「ホワスピ」と「フジコーズ」の「Everydayカチューシャ」にも同じようなショックを受けました。圧倒的表現力。「ホワスピ」は考えてみれば1万人の中から選ばれたメンバーです。精鋭です。アイドル・パフォーマーとしてのポテンシャルは間違いなく高い訳です。それが花開こうとしているのではないか。野口衣織さんが開いたように。それを今、目撃しているのではないか。そう感じました。

ライブこそアイドルの基本であり王道であり正道であるのかなと、改めて感じた次第です。ライブでファンに印象づけるのは単に悪目立ちするのではなく、きちんとしたボイストレーニング、ダンスレッスンなどの基本を大切にしているからこそ、ファンの目に止まるのだなと思っています。

以前、「オールナイトフジコ」で「フジコーズ」と「僕が見たかった青空」とが「真冬の大運動会」で対決。「フジコーズ」が勝ちました。で、今回「お台場対決」があったとすれば「ホワスピ」に華を添えたいと思います。このまま「進化していくホワスピ」であってほしいという願いも込めて(フジコーズのイベントの立ち振る舞いもさすがでした)。(文・写真@久田将義)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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