【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.16「ナノボロ2024にも出演の若手!降之鳥に注目」
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「ナノボロ2024にも出演の若手!降之鳥に注目」
京都の秋のインディ・ミュージック・フェスとして有名な〈ボロフェスタ〉と、それに先駆けて夏の終わりに京都livehouse nanoを中心に会場を複数使用する、小型のサーキット・フェス〈ナノボロ〉が今年も開催されます。
ボロフェスタは今年もMOROHA、夜の本気ダンス、でんぱ組.incといった他の大型フェスでもお馴染みのメンツが揃いますが、ナノボロは地元関西中心に若手アーティストも多く出演します。その中から2日目は9月1日のトッパーを務める、地元・京都発のロックバンド、
既に公式のXにもプロフィールと紹介もあるのですが、私は先日ライヴを見に行ったので、その感想を。彼らはオルタナティブロック5ピースバンドでボーカルの河野はピンボーカル。京都はオルタナティブを鳴らすバンドが多い印象ですが、ピンボーカルを擁しているのは珍しいのではないでしょうか。そして音だけでなく身一つでオルタナティブを表現するというのは、こんなに見る側も魂を向けて見るものなのかと思いました。指先まで非常に見応えがあるボーカル河野のステージングに目を離せませんでした。もちろんそこに対して楽器隊も手は抜きません。鋭く、重いサウンドを巧みに使い分けて、深みのある楽曲をライヴでさらに味濃いものにしていました。これはギターポップやパンクのピンボーカルバンドでは出せない趣きでした。ちなみにこの日から正規ドラムの山根が復帰しましたし、彼らは以前紹介した神戸のオルタナティブロックバンドのサーキットフェスの開国ロックにも出演します。これからのさらなる活躍も期待していいでしょう。ちなみにオススメ楽曲は『シアメ』。ストレートに生死とその流れについて歌われた歌詞が、その咆哮と力強いバンドサウンドによって、よりこの世界の混沌さも感じますが、強い気持ちも芽生える曲です。また、大学生には『鳩』という曲も音源で、ライヴで聴いてほしいですね。
他にもその日は
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