現代社会の不安と甘い罠 黒沢清監督が「現代ホラーのスタンダード」と絶賛する『STRANGERS』11月公開[ホラー通信]
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池田健太監督の長編デビュー作となる心理サスペンス・スリラー『STRANGERS』(ストレンジャーズ)が11月2日より公開されることが決定した。
本作は、現代社会に潜む“甘い罠”と“不安”のなかで自分自身を見失っていくひとりの女性の姿を描く物語。婚約者の浮気を知る直子は、不思議な魅力を持つ同僚の紗季に導かれてマッチングアプリを始め、さまざまな男とデートをして金銭を受け取るようになる。日に日に派手になっていく直子は、自分の姿形が次第に紗季に似てきていることに気付き動揺するが、そうすることで不安も取り除かれていると錯覚し、やめることができない。次第に直子はさらなる不安の渦に沈んでいくことになる。
新作『Cloud クラウド』の公開を控える黒沢清監督は、「後ろ姿が恐い。静寂が恐い。掛かっている服が恐い。そしてまわりの人はみんな恐くなる。これぞまさに現代ホラーのスタンダード」と本作を高く評価した。
主人公の直子を演じるのは大⻄礼芳。さらに、黒沢清監督作にも出演する玄理が直子にとってのファム・ファタール(魅惑する女)を演じる。そのほかのキャストは柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、岩瀬亮。
監督は、本作で長編デビューを飾る池田健太。岩井俊二監督に師事し、現在は大手外資系コンサルティング企業で働く傍ら脚本家としても活動する異色の経歴を持つ。
また、本作の拡大公開を目指し、宣伝費を集めるためのクラウドファンディングが併せてスタートしている。
『STRANGERS』
2024年11月2日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて順次公開
クラウドファンディングページ
https://motion-gallery.net/projects/STRANGERS1102
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