里芋と似た「セレベス」とはどんな食べ物?その名前の由来や里芋の違いを解説!

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里芋とよく似た野菜、それが「セレベス」です。
しかし、「セレベス」とはどのような食べ物なのでしょう?

今回は「セレベス」について詳しく解説します。

「セレベス」とは

ここでは「セレベス」とは何か解説します。

セレベスは東南アジア原産

「セレベス」は東南アジア原産のサトイモ科の植物です。
東南アジアでは古くから食されてきた芋の一種で、今でも親しまれている食材です。

特にインドネシアなどの島国で重宝されている食材とされます。
実際に原産国としてはインドネシアが一般的とされ、その他にインドなども原産国とされています。

もしくはその周辺の島々で栽培されているのが「セレベス」となります。

日本には縄文時代に伝わったとされ、現在では日本の千葉県などで栽培されている品種が一般的です。

セレベスは里芋の一種

「セレベス」はサトイモ科に分類されている植物です。
そのことからもわかるように里芋の仲間となります。

和食の定番食材である里芋の仲間ということもあって、日本でも古くから広く栽培されている野菜となっています。
ただ、里芋とは食味や色味に違いがあるのが特徴です。

特に色は里芋が茶色ですが「セレベス」は赤色をしています。
また「セレベス」は親芋も食べられますが、里芋は主に子芋や孫芋も食べるのが特徴です。

その点「セレベス」はまた別のサトイモ科の植物として認識しておくことが必要となるでしょう。

「セレベス」の名前の由来

ここからは「セレベス」の名前の由来を解説します。

「スラウェシ島(セレベス島)」から伝わったのが由来とも

では「セレベス」という名前はどこから来たのでしょうか。

これは原産国であるインドネシアの「スラウェシ島」が由来とされます。

もともと「スラウェシ島」は「セレベス島」と呼ばれていました。
その「セレベス島」で栽培されていた里芋ということで、そのまま「セレベス」という名前が付けられたと考えられています。

ただし「セレベス」はインドを原産国とする説もあるので、厳密には「セレベス島でよく栽培されていた里芋=セレベス」となった可能性が大きいとのことです。

「アカメイモ」の名前で流通することも

「セレベス」は「アカメイモ」という名前で流通することがあります。

「アカメイモ」は漢字表記で「赤芽芋」と書かれます。
これは表面から出てくる芽の部分が赤いことに由来するそうです。

実際に「セレベス」の芽はやや紫がかった赤をしています。
そこから「アカメイモ」という別名が付いたと言われています。

「タロイモ」の総称をされる事もある

「セレベス」はインドネシア周辺だと「タロイモ」の総称として使用されることもあります。

「タロイモ」もサトイモ科の植物の一種で、似たような形状をしています。

根茎を食用とするというところは「セレベス」と同じで、世界各国の温暖地域を中心に栽培されているのが特徴です。
実際にインドネシア周辺では「タロイモ」を「セレベス」と呼ぶこともあるので注意しておきましょう。

「セレベス」の旬と保存方法

ここからは「セレベス」の旬と保存方法を解説します。

セレベスの旬

「セレベス」の旬は11月~12月頃の冬とされます。
11月~12月頃の「セレベス」は食感にも優れ、栄養価も高いのが特徴です。

ただし、収穫時期自体は9月~1月頃までとなっているので、その間はスーパーでも見かけることがあります。

美味しく食べるならそんな冬の「セレベス」がおすすめです。

常温長期保存には向かないので注意

「セレベス」は冷蔵保存・冷凍保存の両方が可能です。

冷蔵の場合は洗ってから水気を拭き取り、乾かしてから新聞紙などで包んで保存袋に入れて野菜室で保管します。
冷凍の場合も洗ってから水気を拭き取り、乾かしてからラップなどで包んで保存袋に入れて冷凍庫で保管します。

ただし、温暖な地域の野菜ということもあって寒さには弱いです。
そのため、冷気が直接当たるような場所での保管はNGとなります。

常温長期保存にもあまり向いていないので、購入後は早めに食してしまうのがおすすめです。

まとめ

「セレベス」は里芋の仲間として知られる野菜です。
日本でも千葉県などで栽培されています。

しかし、里芋とは食味や色味が違うので、その点は別物として覚えておくのがおすすめです。

なお、日本では冬に旬を迎えるので、冬の「セレベス」を食してみてはいかがでしょうか。

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