【静岡県東伊豆町】奥熱川「奈良偲の里 玉翠」の客室がリニューアル!水鏡テラスも誕生

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【静岡県東伊豆町】奥熱川「奈良偲の里 玉翠」の客室がリニューアル!水鏡テラスも誕生

水鏡テラス

伊豆にて旅館を運営する「玉翠館」は、2024年に創業110年を迎えたことを記念し、奥熱川「奈良偲の里 玉翠」を数回に分けてリニューアルし、新サービスのリリースを予定。第一回の企画として、客室のリニューアル、和風庭園にて水鏡(みかがみ)テラスのオープン、複数の客室に温泉櫓(やぐら)と湯冷まし回廊を設置した。

「奈良偲の里 玉翠」について


「奈良偲の里 玉翠」は、伊豆熱川温泉の温泉地から離れた奥熱川に佇む、全13室の湯宿。和風庭園と竹林庭園、2つの庭園を有し、自然を眺めるだけでなく、身をその中に置いてお寛ぎ頂くことをコンセプトとしている。また、自家源泉から湧出する豊富な湯量は、全客室、大浴場の源泉かけ流しを可能にしているという。

1階和洋特別室「春日」をリニューアル

1階和洋特別室 春日

今回「奈良偲の里 玉翠」では、従来の源泉かけ流し足湯とテラスがついていた、「1階和洋特別室 春日」をリニューアル。和風庭園の紅葉の木を客室の一部にすべく、デッキテラスを延長し、そこに足湯やインテリアを設置した。

「自然を眺めるだけでなく、その身を中に」という、同館のコンセプトを体現した客室となっている。

1階和洋特別室 春日

「春日」では、源泉かけ流し足湯、和風庭園の鑑賞など、従来の楽しみ方に加え、新たな体験が可能に。樹(いつき)テラスと称した、約25平米のデッキテラスでは、木の真下で木漏れ日を眺め森林浴という、ピクニックさながらの体験を楽しむことができる。

遊び心として、スウィングチェアも設置。庭園や客室と調和した新調インテリアは、デッキテラスでの滞在をより多様化してくれる。

水鏡テラスとしてリニューアル


さらに、ラウンジテラスに水盤を設置し、水鏡(みかがみ)テラスとしてリニューアル。和風庭園「葉ごろも」の入口としてだけではなく、そこで水盤に映る庭園のリフレクションが鑑賞できるようになった。

水が鏡になっているような様から、水鏡(みかがみ)テラスと命名。黒塗りの水盤テラスの水面には、4月~6月には新緑や紫陽花、8月には風鈴、11月には紅葉が反射して映るという。


夜の時間帯は、木やテラスのライトアップ。庭園の緑が少なくなる季節の夜には、竹玉や竹あかりでのライトアップが行われる。

加えて、水鏡テラスの水盤の中心には、樹齢200~300年のヒノキの木の根を設置。これは、この地区のお寺である自性院の改修に伴い、伐採した木の根を譲り受けたものだ。

温泉櫓と湯冷まし回廊を設置


また、「奈良偲の里 玉翠」3つの客室タイプの客室風呂に、温泉櫓(やぐら)と湯冷まし回廊を設置。温泉櫓とは、約100度近く高温で湯の花が付きやすい特徴を有する、熱川の温泉を管理するための建造物。本物は高さ20m、地下400mに配管が配されているが、今回設置のサイズは、50~100cmとなっている。


落差と温泉櫓に付随する回廊により、温泉の温度を段階的に冷ませるよう、「奈良偲の里 玉翠」の湯守りが試行錯誤の末に設計。これにより、より質の高い源泉かけ流しを提供することが可能になった。

デザイナー・青山尚史氏監修の下リニューアル

今回の第一回リニューアルは、デザイナー・青山尚史氏監修のもと実施。温泉櫓と湯冷まし回廊の設置は、熱川温泉の湯守り文化が2023年ユネスコ世界ジオパーク無形文化遺産に登録されたことの記念も兼ねているそうだ。

第一回のリニューアルを終え、新しくなった「奈良偲の里 玉翠」に足を運んでみては。

■奈良偲の里 玉翠
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本39-1
HP:https://www.gyokusui-ryokan.com

(佐藤ゆり)

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