米国の従業員エンゲージメント下降に一手、「ThriveSparrow」がAI活用の感情分析を開始

access_time create folderデジタル・IT

2024年の米国における従業員エンゲージメント率は過去10年で最低の30%を記録。就労意欲や企業貢献などのメンタル面が危機に陥っており、生産性を下げかねない深刻な事態となっている。

この状況を受け、従業員体験向上を支援するプラットフォーム「ThriveSparrow」を提供する米国SurveySparrowは今年6月、新たなAction PlansとAIによる従業員の感情分析を開始することを発表。従業員から人事へのフィードバックに迅速に対応し、職場のモチベーションとエンゲージメント向上をはかる。

ThriveSparrowの事業部門責任者であるGanesh Ravi Shankar氏は「従業員の離職は、もはや無視できない重大な問題。新しいAction Plansは、従業員の声を具体的な改善につなぐように設計されている」とコメント。さらに、Action Plansを有効活用することで、従業員が評価されていると感じ、昇進への道が明確になると付け加えた。

AIを活用した従業員の感情分析

Image Credits:ThriveSparrow

今回、ThriveSparrowには従業員からのフィードバック処理を改善するために、高度なAIを活用した従業員の感情分析が追加された。

テキストデータから従業員の感情や認識を詳細に分析し、注意が必要な分野や改善の機会を特定する。これにより、マネージャーはデータに基づいた意思決定を行い、適切なアクションを取ることが可能となる。

さらに、50以上の人事・給与システムと連携し、組織全体で従業員エンゲージメントデータを一元管理。効率的な施策立案・実行を可能にする。

ホンダやマクドナルドなど名だたる大手も顧客に

Image Credits:ThriveSparrow

2017年に設立されたSurveySparrowは、クラウドベースの顧客体験管理プラットフォームを提供する米国のソフトウェア企業。同社が提供するThriveSparrowは、従業員エクスペリエンスを管理するためのワンストップ ソリューションである。

すでに本田技研工業、グラントソントン、マクドナルドなど大手企業を顧客に持ち、149か国以上、20万社以上に従業員エクスペリエンス管理ツールを提供している。

参考・引用元:
ThriveSparrow
Newswire

(文・嘉島亜麻実)

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 米国の従業員エンゲージメント下降に一手、「ThriveSparrow」がAI活用の感情分析を開始
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。