約40キロのお面を歯で咥えて回転!超過酷ダンス「ポノロゴ獅子舞」

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東アジアと東南アジアでみられる獅子舞は、悪魔祓いや疫病退治の願いが込められた伝統芸能。インドネシアの東ジャワ地方で踊られている「ポノロゴ獅子舞」(Reog Ponorogo)は、陽気な音楽に合わせて鮮やかな色彩の衣装を着たダンサーが舞う。

近年は祝日や結婚式などの行事に登場し、毎年7月にポノロゴ市で開催されるポノロゴ獅子舞フェスティバルは、インドネシア全土から獅子舞ダンサーが集まる恒例イベント。複数のダンサーで演じるポノロゴ獅子舞だが、特に「バロン」(Barong)と呼ばれるダンサーは、精神力と体力の両方を備えた英雄の称号。大きな孔雀の羽で飾られたタイガーマスクを被り、重さ約30~40キロの巨大マスクを口と腕で支え、高速回転しながら激しい動きで舞うのが特徴。

これから現地で熱が高まるポノロゴ獅子舞、観衆を盛り上げるダンサーの苦労が絶えないパフォーマンスに注目である。

(Written by 山岸悠也)

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