粗品「今日は音楽で伝えたい」、アーティストとしての1stツアー完走&千秋楽公演レポート到着

粗品「今日は音楽で伝えたい」、アーティストとしての1stツアー完走&千秋楽公演レポート到着

 粗品(霜降り明星)がアーティストとして、初の全国ツアー【粗品 1stツアー『星彩と大義のアリア』】の千秋楽公演を7月11日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催した。

 粗品は、今年4月に1stアルバム『星彩と大義のアリア』をリリース。大阪、福岡、東京の全国3か所で開催された今回のツアーは全公演が即時ソールドアウトとなった。

 大阪公演はI’s、福岡公演はPaleduskを迎えた対バン形式だったが、ツアーファイナルのこの日はワンマン公演として開催。クラシックの名曲をバックにステージに登場すると、会場を埋め尽くした約800人の観客から大歓声が上がった。ライブは、1stアルバム同様、スリーピースのバンド形態で粗品はボーカルとギターを担当。レコーディングにも参加したベースの藤本ひかり、ドラムの岸波藍とともに、「ビームが撃てたらいいのに」を皮切りに次々とアルバム収録曲を披露した。

 最初のMCで「長い間芸人として言葉を扱ってきたが、今日は言葉だけでは伝えきれないものを音楽で伝えたい」と語った粗品。自身が全曲の作詞作曲を手がけた1stアルバムに込めたメッセージがライブパフォーマンスだとよりダイレクトにオーディエンスに届けられ、場内の盛り上がりも曲を重ねるごとに熱くなっていった。

 ステージの中盤で演奏した「サルバドルサーガ」は、激しいギターサウンドの中、ストレートで力強いメッセージが放たれるナンバー。この日はサビ部分の歌詞を「渋谷のみんなありがとう 生きてくれている」と変えて歌った。また、17歳のときにガンで亡くなった父親へのあふれる想いをMCで語ったあとに披露した「はるばらぱれ」では、場内が感動的なムードに包まれた。

 「宙ぶらりん」で本編を締めくくったあと、アンコールを求める拍手の中、スクリーン上にて2024年9月下旬から10月にかけて“全国五大都市”のZeppをまわる【粗品 全国五大都市ツアー『くるみ割り人形』】を開催することが発表され、場内は再び大歓声に包まれた。アンコール含めアルバム収録の全12曲を披露、ソリッドで情熱的なアーティスト=粗品を見せつけたステージだった。

 なお、【粗品 全国五大都市ツアー『くるみ割り人形』】のチケットは、オフィシャル1次先行受付(抽選制)がスタートしている。

Photo by 渡邉一生

◎セットリスト
【粗品 1stツアー『星彩と大義のアリア』】
2024年7月11日(木)東京・ 渋谷CLUB QUATTRO
01. ビームが撃てたらいいのに
02. オーディンの騎行
03. 普通幻想曲
04. タイムトラベルマシンガン
05. 七赤シジジー
06. 風炎のデージー
07. サルバドルサーガ
08. 翌貿の薦濯祉
09. はるばらぱれ
10. 宙ぶらりん
Encore
11. 不条理な外連味
12. 絶対大丈夫の歌

◎公演情報
【粗品 全国五大都市ツアー『くるみ割り人形』】
2024年9月25日(水)福岡・Zepp Fukuoka
2024年10月3日(木)大阪・Zepp Osaka Bayside
2024年10月9日(水)愛知・Zepp Nagoya
2024年10月15日(火)東京・Zepp DiverCity
2024年10月22日(火)北海道・Zepp Sapporo
出演:粗品(Vo. / Gt.)、藤本ひかり(Ba.)、岸波藍(Dr.)

◎リリース情報
アルバム『星彩と大義のアリア』
2024/4/17 RELEASE
https://soshina.lnk.to/AriaOfStarlightAndCausePR

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