輪島塗工房の復興を支援する「Re:japanプロジェクト」 MakuakeでHHKB用の輪島塗キートップが応援購入可能に
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PFUは6月27日、高性能コンパクトキーボード「Happy Hacking Keyboard」(以下HHKB)向け輪島塗キートップの応援購入プロジェクトを公開。記事執筆時点で650万円を超える応援購入総額を達成しています。
輪島塗工房の復興を支援
今回のプロジェクトは、令和6年能登半島地震で被災した輪島塗工房“大徹八井漆器工房”の復興支援を目的に公開したもの。PFUと大徹八井漆器工房は2006年に、アルミ削り出しのボディに輪島塗のキートップを装着した「HHKB Professional HG JAPAN」の販売でコラボレーションした経緯があり、18年ぶりのコラボを「Re:japanプロジェクト」として実現しました。応援購入で集まった金額は、決済手数料を除き全額を大徹八井漆器工房に渡し、工房の復興に活用されます。
ITと伝統工芸の融合
輪島塗は本来、木の素地を加工するものですが、キートップはPBT(ポリエチレンテレフタレート)樹脂に漆塗りを施します。輪島塗キートップは抗菌性・吸湿性・耐久性といった機能を備え、さらに極上の質感と手触りを実現するとのこと。ただし、キーの4面のエッジに表面張力で塗料を定着させるために、塗装前の表面に金粉をまぶすことからコストはかなりのものに。18年前のHHKB Professional HG JAPANの価格は50万円でしたが、金の価格の高騰により、1キー当たり約2万円の価格となっています。
4タイプのリターン品は1タイプを残し完売
プロジェクトのリターン品としてラインアップされているのは、下記の4タイプ。
①黒漆のHHKBキートップ(60キー)+HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/墨
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価格:132万円(税込)/数量:2セット
②黒漆のHHKBキートップ(60キー)+HHKB Studio 英語配列/墨
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価格:132万円(税込)/数量:2セット
③溜塗のEscキーとControlキーのセット
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価格:3万9600円(税込)/数量:50個
④溜塗のEscキー
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価格:1万9800円(税込)/数量:100個
記事執筆時点で、①③④は完売。②の2セットが購入可能となっています。
プロジェクトは9月6日まで公開。購入者には2025年1月末までに出荷を予定しています。
【能登半島地震復興応援】高性能キーボード「HHKB」×伝統工芸「輪島塗」の融合!|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス
https://www.makuake.com/project/hhkb-wajima/
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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