【山形県天童市】「紅花」をテーマに、この時期だけの体験ができる2泊3日のツアー販売中

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【山形県天童市】「紅花」をテーマに、この時期だけの体験ができる2泊3日のツアー販売中


天童温泉の旅館経営者が立ち上げた地域経営会社「DMC天童温泉」は、7月10日(水)〜12日(金)の期間に開催する「この時期だけの生の体験。日本人が恋焦がれた『紅色』の原料『紅花』をめぐる2泊3日」のツアーの予約を受付中だ。

紅花を深く知ることができるツアー


このツアーは、日本遺産「山寺と紅花」のストーリーに沿って、紅花畑を見たり、紅花を実際に摘んでみたり、染料になる紅餅を作ったり、紅花を使った豪華な食事を食べたりと、紅花について深く知ることができる内容となっている。

紅花をふんだんに使った特別な朝ごはん

様々な体験を通じて、紅花が山形にもたらしたこと、現代の紅花との関わり方、未来に向けた取り組みなどの理解を深めることができる。

また、少人数制の実施のため、大人数では行けないスポットへも行くことができるという。

米の100倍、金の10倍の価値があった紅花の世界を知ることで、世の中のものの見方が変わるかもしれない。

紅花の歴史


かつて日本人、特に女性を魅了していた紅。その紅色の原料となったのが「紅花」だ。

山形県では、江戸時代を中心に多くの紅花が栽培されていた。その紅花を染色用に加工した紅餅が江戸時代には「最上紅花」として、主に京都で販売されていた歴史がある。


紅花に含まれている色素は99%が黄色で、残りの1%が赤。着物や化粧品などに使われる紅色は、希少な赤い色の天然色素を抽出したものなのである。

その希少性から「米の百倍、金の十倍」と言われるほどの高価なものだった。紅は庶民の憧れの色であり、その原料を生産していた山形県は経済発展を遂げていく。

紅餅の生産の様子

明治時代以降、化学染料の輸入等により「最上紅花」は衰退。太平洋戦争時には食糧の栽培が優先され、紅花栽培は激減していった。

戦後、農家で大切に保管されていた種が見つかり、再興への道のりを歩み始める。1982(昭和57年)に紅花が「県の花」に制定。2018(平成30)年には「山寺が支えた紅花文化」が日本遺産に、2019(令和元)年には山形の最上紅花が日本農業遺産に認定された。


現在は、教育や食、観光など多角的に紅花を活用し、山形を象徴するものの1つとして、官民連携しながら、その価値を改めて磨き上げている。

紅花が咲く、7月上旬のこの時期しか体験できない旅に出掛けてみては。

■ツアー詳細
旅行日程:2024年7月10日(水)〜12日(金)
旅行代金:税込10万円 ※1名1室利用者は22,000円追加
最少催行人数:6名
最大定員:8名
予約方法:DMC天童温泉公式サイトTENDODAYSのツアーページからhttps://www.tendodays.com/tour/benibana-story

(柿崎真英)

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