衝撃の”覗き見”リアリティーホラー『ザ・ウォッチャーズ』をシャマラン作品好きのひろゆきさんが考察!<微ネタバレあり>

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1999年の大ヒット作『シックス・センス』から、2021 年公開の『オールド』に至るまで、”マスター・オブ・サプライズ“の称号で常に多くの映画ファンを虜にしてきたM・ナイト・シャマラン。アカデミー賞に二度ノミネートされ、総興行収入33億ドル超(約5100 億円 ※4/19 現在1ドル=154.5 円換算)を記録。常にセンセーショナルな題材を扱い、観たことのない“意外な展開”で私たちを楽しませてくます。

そんなシャマランがプロデューサーを務め、実の娘イシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督を務めた衝撃の”覗き見”リアリティーホラー『ザ・ウォッチャーズ』が、6月21日(金)より日本公開中です。

舞台は地図にない森、ガラス貼りの部屋、そこには見知らぬ3人—。28 歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、森で道に迷い、ガラス貼りの部屋に閉じ込められ“謎の何か”に毎晩監視されている—“監視者”は何者なのか?そして何故…?

元2ちゃんねる掲⽰板管理⼈であり、様々なメディアで活躍する、ひろゆきこと西村博之さんも『ザ・ウォッチャーズ』を鑑賞。
映画好きであり、シャマラン作品好きでもあるひろゆきさんは何を感じたのか? 感想をお聞きしました!

▲フランス・パリのオンラインチケット。デザインがカッコいい。

※最後に作品の内容に関する記載があります。<微ネタバレあり>、<ネタバレあり>の2項目がありますので、ご覧になる際はお気をつけください。

――まずは本作をご覧になった率直な感想を教えてください。

シャマラン感が娘さんにも遺伝してるなぁ、と。
「非日常的な状況下だけど、従うしかない」という緊張感のある雰囲気と「次はどうするんだろう?」という謎解きをしながら見る感じが、お父さんの作品を見る時と同じ感じでした。

――ひろゆきさんは映画の情報は全く調べずにご覧になるそうですが、本作が開映をしてどの様な空気を感じましたか?

主人公も何かあるんじゃないかと思わせるシーンがちょこちょこと混ぜてあるので、終わるかな?と思わせておいて「これで素直に終わるわけがないよなぁ、、」という楽しさがありました。

――本作はシャマラン監督の愛娘の長編デビュー作となりますが、“シャマラン・イズム”をどんな所に感じましたか?

「ガラス貼りの部屋で“何か”に監視されている」という異常な空間なのに、観客も受け入れてしまうしかないという気持ちになってしまう所が、シャマラン感だなぁ、、、、と。
何か細かい伏線があるのではないかと、集中して見てしまうところもそうですね。

――ひろゆきさんがあの部屋に入らざるを得なくなったら、どんな過ごし方をしますか?!

ゴロゴロして諦めて暮らすんじゃないかと思います。無理して変なことになる方がリスクですしね、、、。
作品の中で、恋愛リアリティー番組の様なビデオを繰り返し観るシーンがあるのですが、僕ならつまらない番組の方が何度も見られる気がします。

※この下より微ネタバレを含む箇所となります。

――好きなシーン、あれはなんだったんだろう?と思うシーンなど、ひっかかったシーンを教えてください。

ネタバレ含みですが、
留守番電話を復唱する、テレビの役者のセリフを真似する、子供時代に母親の言い方を真似するとか、明らかに真似するシーンを散りばめているんですよね。
そして、カツラをつけて、他の人に成り切るとか、他人になる事を好むというあたりも伏線になっています。
そこらへんがラストの展開に効いてきていて、見終わった後にも「あれもそうだったのか」と考える面白さにもつながっているなと思いました。

※この下より結末についてのネタバレを含みます。映画をご覧になった後にお読みください。

――ラストの展開についてはどの様な感想を持ちましたか?

父親に関する話が出て来ない点などから、主人公はあっち側のハーフなのでは無いかと思いました。
だから、森の中で隠れている時にも捕まらないし、最後に殺されなくて済んだというのがあるのではないかと、、、。

双子のお姉さんには傷があるのに、主人公には無いとか、
彼女に関する匂わせの量といい、主人公は人間じゃないってことなんじゃないかなぁ、、。

という部分に関して、解答を出さないままなのが、面白いなぁ、、と思いました。

◆ひろゆきさんのシャマラン作品との出会いやお気に入りの作品について。

『シックス・センス』(1999)や『アンブレイカブル』(2000)、『サイン』(2002)『ヴィレッジ』(2004)など、面白いと思った作品がシャマラン監督作品だと気付いて追うようになった感じです。
B級映画的な、「いやいや、それはさすがにないでしょ」というオチもあるにはあるのですが、オチにきちんと、どんでん返しを持ってくるというのを予算をかけた映画でやってくれるので、見終わったあとに「面白かった」と素直に言えるのがよかったりします。思い込みや前提を裏切られると、自分の考えが浅はかだったことがわかったりして楽しいです。
https://getnews.jp/archives/3394894 [リンク]

作品情報

<特集>シャマラン父娘が贈る“ネタバレ厳禁”覗き見ホラー『ザ・ウォッチャーズ』 孤独な主人公が戦慄の真実を暴く
https://horror2.jp/66466 [リンク]

『ザ・ウォッチャーズ』6月21日(金)全国ロードショー

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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