シャマラン監督が仕掛ける「究極の選択」をひろゆきはこう観た! 最新作『ノック 終末の訪問者』の魅力を語る
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『シックス・センス』(1999)や『オールド』(2021)ほか、話題作を次々生み出すスリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督最新作『ノック 終末の訪問者』が、4月7日(金)より全国で公開となります。
死者の姿が見える少年と小児精神科医が迎える衝撃的な結末、「時間」が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象が起こるビーチを舞台とした脱出劇など、世界中のスリラーファンを魅了しているシャマラン監督。今回のテーマは「究極の選択」。 人里離れた森の奥深くにある山小屋で、穏やかな休日を過ごす幼い女の子とその両親。突如武装した見知らぬ4名が訪れ、想像を絶する“選択”を迫られます。「いつの世も選ばれし家族が決断を迫られた。君たちの 1 人が犠牲となり止めるのだ。世界の終末を」と…。
愛する家族の命か、世界中の人々の命か…。元2ちゃんねる掲⽰板管理⼈であり、様々なメディアで活躍する、ひろゆきこと西村博之さんが、この「究極の選択」を体験! 映画好きであり、シャマラン作品好きでもあるひろゆきさんは何を感じたのか? 感想をお聞きしました。
「映画のキャラクター達と同じ“問い”を自分でも繰り返すことになるのが面白い」
――まずは本作をご覧になった率直な感想を教えてください。
どちらが正しいのか?というのを何度も考え直したり疑ったりするので「人狼ゲーム」みたいだなぁ、、、と。
一つの場面だけで進む「密室モノ」映画が好きだったりするのですが、本作も基本的には小屋の中だけで進むので、「この人達、言っていることおかしくない?」と思いながらも、場面が限られているので、どちらが正しいのか?と判断する根拠が薄かったりします。
疑っていたら、言っていることを正しいとする“証拠”が出てきたりとか自分で情報を増やせないので判断が難しいという映画のキャラクター達と同じ問いを自分でも繰り返すことになるのが面白かったです。
――本作は密室会話劇となっていることも特徴ですが、シャマランが手掛ける密室劇の魅力をどの様な部分に感じましたか?
密室モノは頭のいい脚本家がいないと成立しないので、セリフ回しや場面の進め方にセンスを感じました。大きな動きが無くても、一つのテーマで引っ張り続けられるという。
有名俳優と大規模なアクションとかでお金を使って売れる映画だと頭の良い脚本はなくても良かったりするので。
「自分がその小屋の中に居たらこうするだろうな」というのが、ことごとく潰されていくのが、脚本の段階でいろいろと試行錯誤をしたのが見える気がしました。
4人が「あなたたち家族の中の1人が死ねば、世界が救われる」という選択を迫ってきますが、自分だったら「そこまで大ごとなら、あなたの命を懸けられますよね?」みたいな問いをして、事態はもっと混乱するだろうな、、と思っていたら、その想像の先を越された展開になったり。驚きました。
僕は『レザボア・ドッグス』(1992)の会話劇が好きだったりするので、この『ノック 終末の訪問者』も頭のいい人が脚本を書いているんだなと。
――ひろゆきさんは、シャマラン監督作品をよくご覧になっているそうですが、出会いやお気に入りの作品を教えてください。
『シックス・センス』(1999)や『アンブレイカブル』(2000)、『サイン』(2002)『ヴィレッジ』(2004)など、面白いと思った作品がシャマラン監督作品だと気付いて追うようになった感じです。
B級映画的な、「いやいや、それはさすがにないでしょ」というオチもあるにはあるのですが、オチにきちんと、どんでん返しを持ってくるというのを予算をかけた映画でやってくれるので、見終わったあとに「面白かった」と素直に言えるのがよかったりします。思い込みや前提を裏切られると、自分の考えが浅はかだったことがわかったりして楽しいです。
――普段映画をご覧になる時は、何を軸に作品をチョイスされますか?
映画の情報は、全く調べないで見ます。調べちゃうとネタバレしたりして、面白さが減ってしまうので、、、なので大ハズレもひきますが(笑)。好きな監督とか、モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントンとか、ハズレの少ない役者の映画も優先的に見たりはします。
――ズバリ、ひろゆきさんがこの家族の立場になったらどの<選択>をしますか?
最後の方まで信じないと思います。理由はネタバレになるので言えないのですが、選択をするだけの“材料”が無いと難しいですよね。
相方(パートナー)が「世界が終末を迎えるヴィジョンが見えちゃった」と言ったとしても信じられないと思いますし、かといって偶然で片づけるのは無理だよね、、という。
ひろゆきは「究極の選択」を経験したことがある?!
――これまでに経験した「究極の選択」があれば教えてください。
究極の選択をしなければいけないような状況にならないようにしているので、無いんですよねぇ、、。
――さすがですね。映画に比べるとゆるいのですが、私は「一生、お寿司か焼肉しか食べられない」という選択にも悩みます…!
それだったら圧倒的に「お寿司」ですね。
貝類や魚のバリエーションもあるし、分葱のにぎりとかもあるので、肉だけより栄養価が高いかな、、と。
――納得のご回答です。最後に、どんな方にこの映画をオススメしたいですか?
映画を見ながら、自分だったらどうする?とか、こういう映画だからこういう終わり方をするだろうな?とか予測をしながら見る人のほうが楽しめる気がします。
作品情報
『ノック 終末の訪問者』4月7日公開
監督:M.ナイト・シャマラン
キャスト:デイヴ・バウティスタ、ジョナサン・グロフ、ベン・オルドリッジ、
ニキ・アムカ=バード、ルパート・グリントほか
脚本:M.ナイト・シャマラン、スティーヴ・デスモンド、マイケル・シャーマン
原案:ポール・トレンブレイ著「 The Cabin at the End of the World」
製作:M.ナイト・シャマラン、マーク・ビエンストック、アシュウィン・ラジャン
製作総指揮:スティーヴン・シュナイダー、クリストス・V・コンスタンタコプーロス、アシュリー・フォックス
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