「せっかちな自分」を直したい人が知るべき「待てない人」の特徴

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「せっかちな自分」を直したい人が知るべき「待てない人」の特徴

すぐに結果を知りたがってしまう。マイペースな人を見るとイライラしてしまう。いつも落ち着かない。そんなせっかちな性格をどうにかしたいと思っているせっかちさんは少なくないだろう。

そこで本書『いつもの焦りやイライラがなくなる せっかちさんの本』(杉浦義典著、フォレスト出版刊)では、異常心理学者・広島大学大学院人間社会科学研究科准教授の杉浦義典氏が、せっかちさんのいろいろなタイプとその気持ちを心理学の視点から検証し、せっかちな心を癒して、楽な気持ちで生きるための方法を紹介する。

◾️「待てない人」は「待てる人」と何が違うのか

せっかちさんには「ちょっと待てない」という性質がある。なぜ「待てない」のか。その原因はホルモンにあるのかもしれない。

幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が減ると、人は「待てなくなる」という研究結果がある。このセロトニンを作る材料となるのが、必須アミノ酸のトリプトファンだ。アミノ酸はたんぱく質を合成する。トリプトファンが多く含まれる食材は、チーズ、牛乳、豆腐、納豆、アーモンド、カツオ、マグロなどがある。

セロトニンの分泌が減った状態を人間を車にたとえると、アクセルを踏みっぱなしにしたまま、ブレーキを調整しているような状態であると、杉浦氏は述べる。せっかちさんが身につけたいのが、「ちょっと待てよ」と間をおくために、ブレーキの利きを良くすること。

このブレーキの利きを良くするための一つの方法がマインドフルネスだ。マインドルフネスとは、その瞬間や今に意識を向けること。マインドフルな状態を感じるためには、マインドフルネス瞑想を始めると良い。以下の6ステップでマインドフルネス瞑想実践することができる。

1.椅子に座る

2.状態はそのままで、自分の呼吸に意識を向ける

3.呼吸とともに動くお腹や肩、胸などの様子を含めて、呼吸を見つめる時間を続ける

4.呼吸を見つめているうちに、呼吸とはまったく関係のないことを考えていたら、再び呼吸に意識を戻す

5.「吸って吐いて」を1セットとして10まで数える

6.ゆっくり目を開けて、体を動かす

まずは5分程度でやってみるとよい。また、マインドフルネス瞑想は、体調が悪い、気分が落ち込んでいる、疲れているときではなく、体調の良い元気なタイミングで始めることがおすすめだという。

ついイライラしたり、せっかちになってしまう。そんなときは、本書で紹介されている気持ちを落ち着かせる方法を実践してみてはどうだろう。落ち着いた気持ちで日々を過ごすことができるようになるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

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