AFAMooのトラックメイク入門〜DTM用語集〜
毎週日曜日に連載コラム「AFAMooのCreative Life」を書いている
いつものコラムではトラックメーカー目線で様々な楽曲について紹介させてもらっているのですが、
なかには「これってどういう意味の言葉なの?」という音楽用語もあり、詳しく知りたいというお声をいただきました。
そこで、トラックメイク初心者の方及びリスナーの方に向けて、知っておくべきDTM用語について解説します。
今回は“初歩の初歩”の用語を取り上げていますので、「そんなの知ってるよ!」という方も是非楽しく読んでみてください。
知っておくべきDTM用語
・DTM
Desk Top Musicの略です。パソコンを使って音楽制作すること自体を指します。
・DAW
Digital Audio Workstationの略です。音楽制作をするためのソフトウェアのことです。代表的なものとしては、Ableton Live、Cubase、Logicなどがあります。僕はCubaseを使っていますが、Ableton Liveの使用率が最も高いのかなという印象です。
・オーディオインターフェイス
音の出入り口になる機器のことです。アナログシンセサイザーやドラムマシーンの音をDAW上で使用するためには必要不可欠です。
・MIDI
Musical Instruments Digital Interfaceの略です。音を鳴らすための信号のようなものですが、MIDIだけでは音が鳴りません。具体的には上記の画像内にあるものがMIDIで、好きなソフトシンセサイザーの音色でフレーズを鳴らすことが可能です。
・プラグイン
エフェクト等を追加できるソフトウェアのことです。最初からDAWに備わっている機能では物足りない場合、新しいプラグインを付け足すことで、理想的な音に近付けることができます。
・ミックス
各音の音量バランスや音域を調整し、聴きやすい状態にすることです。上記の画像のような画面で操作します。ミックスに正解はありませんが、特定の音の音量だけが大きすぎると聴きにくくなります。ですので、まずは可能な限り全ての音が均等に聴こえるように意識してやってみるのが良いかもしれません。
・マスタリング
ミックスが完了した音源の音圧、音量、音質などを調整し、完成品に仕上げる工程のことです。例えば上記の画像のように、コンプレッサーと呼ばれるプラグインを挿入して音圧を調整するなど、細かい作業を行います。どうすればいいか分からないという方は、YouTubeで「DTM マスタリング やり方」といったワードで検索し、出てきた動画を参考にやってみるのがおすすめです。
・パン
音が聞こえる方向を設定することです。ミックスをする際に、シンセサイザーは左、ドラムは真ん中といったようにパンを設定します。全ての音を真ん中に置いてしまうと聴きづらいため、パンを振って調整する必要があります。
最後に
今回は知っておくべきDTM用語について解説しました。トラックメイクを始めたての頃は、用語が分からない場合が多いと思います。DTM用語を理解しておけば、分からないことがあった時に、すぐに適切なキーワードを打ち込んで調べることが可能です。ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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