ブルース・スプリングスティーン、“声の問題”でヨーロッパ公演を延期

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ブルース・スプリングスティーン、“声の問題”でヨーロッパ公演を延期

 フランス・マルセイユ、チェコ・プラハ、イタリア・ミラノで予定されていたブルース・スプリングスティーンのコンサートが医師の指示により開催中止となった。

 現地時間2024年5月25日、スプリングスティーンはフランス・マルセイユでの公演キャンセルを発表し、この延期が“声の問題によるもの”だとインスタグラムで説明した。翌日5月26日には、「ブルースは快復しています」という新たなインスタグラム投稿が行われたが、さらにツアー日程が延期されることが明らかになった。「昨日のマルセイユ公演が声の問題で延期となったことを受け、さらなる検査と診察の結果、ブルースは今後10日間公演を行うべきでないと医師に診断されました。このため、プラハのエアポート・レトナニー(当初5月28日予定)とミラノのサン・シーロ・スタジアム(当初6月1日と3日予定)での公演が追加で延期になります」と綴られている。

 今後、振替日程が発表される予定だが、払い戻しを希望する場合は、購入元から返金手続きを行うことができる。

 スプリングスティーンは消化性潰瘍との闘病による6か月の休養の後、今年3月にEストリート・バンドとともにワールド・ツアーを再開した。もう二度とライブができないかもしれないと彼は恐れていたそうで、「歌うときは横隔膜を使う。その横隔膜がひどく痛くて、歌おうと努力すると死ぬほど痛かった。だから文字どおりまったく歌えなかったんだ。それが2、3か月続いて、ほかにも無数の痛みを伴う問題があった」とEストリート・ラジオで話していた。

 彼はさらに、「(療養中)みんなに、“いや、治るよ、大丈夫になるから”と言われる前は、“おい、自分はまた歌えるようになるのか?”などと考えていた。ご存知のとおり、僕が一番好きなことの一つ(が歌うこと)なのに、それが(当時は)できなかった。医師たちが、“いえ、大丈夫になりますよ”と言うまでしばらくかかった。最初は誰もそうは言ってくれなかったから、不安になった。結局、素晴らしい医師たちに出会えて、治してもらって、彼ら全員に感謝しかない」と説明していた。

 日曜日の投稿によると、スプリングスティーンとEストリート・バンドは、現地時間6月12日にスペイン・マドリードでスタジアム・ツアーを再開する予定だ。

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