アクティオ 衛星通信サービス「Starlink Business」機材レンタル始動、独自の非地上系 衛星通信ネットワーク構築で建設現場DX化を加速

令和6年能登半島地震の被災地で通信手段として活躍した、アメリカ宇宙企業スペースX社の衛星通信サービス「Starlink」(スターリンク)。

その認定インテグレーターであるソフトバンクの「Starlink Business」(スターリンクビジネス)が、総合建設機械レンタル アクティオ で機材レンタルできるようになり、被災地などでの通信環境を維持し、これまで以上に迅速な復旧作業が実現する。

通信回復を迅速支援

総合建設機械レンタルのアクティオは、ソフトバンクと共同で、法人向け低軌道衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business(スターリンクビジネス)」の機材レンタルを5月22日から開始。

この「Starlink Business」は、法人や自治体のニーズに特化したサービスで、オンライン会議やビデオ通話など大容量のデータ転送をともなう場面でも高品質なインターネット環境を確保できる。

災害時などに通信の中断が起こったさいでも、「Starlink」の衛星ネットワークを活用し、ビジネスの継続や迅速な通信回復を支援できる。

工事不要で設置OK

今回のソフトバンクとアクティオの業務提携で、「Starlink Business」とアクティオのレンタル機械・資材をパッケージ展開。

携帯電話回線や光回線が利用しにくい現場や、災害・緊急時のBCP(事業継続計画)対策として、工事不要で始められるという点が特長。

これにより、建設現場の「インターネットにつながらない」という重要課題を解消できる。

通信環境がない場所でもネット接続

NTN(非地上系ネットワーク)構想を描くソフトバンクは、通信衛星や無人航空機を活用し、上空からネットワーク構築をめざしている。

この NTN 構想が実現すると、山岳地域や離島、高層ビル建設の現場などこれまで通信環境が整っていなかった場所でもインターネット接続が可能になる。

また、災害時にも通信手段を確保できるメリットがあり、災害時でも途絶えない安定的な通信サービスが提供できるようになる。

この通信ネットワークが実現すれば、アクティオは独自の衛星通信ネットワークを構築し、建設現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化を加速できる。

気になるレンタル料金は?

アクティオは、CSPI-EXPO 建設・測量生産性向上展2024(5/22~5/24 @幕張メッセ)に出展し、初日に小沼直人 代表取締役社長COO、宗像亨レンタルDX営業部員らが登壇。

衛星通信サービス「Starlink Business」機材レンタルサービスの料金について、「アンテナレンタル料金の単価は4万8000円、オフィスカーのレンタル料金や通信料金(ソフトバンク)などは別途かかる」と伝えていた。

当面は50セットを用意し、オフィスカーとアンテナのセットレンタルパッケージなども手がけていくという。

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