池田屋がランドセルを新たなカタチへリメイクするワークショップを開催
2024年5月11日に株式会社池田屋は、クイーンズスクエア横浜にて『ランドセルをリメイクするワークショップ』を開催しました。
このワークショップは、ランドセルの企画開発・販売を行う「池田屋」と家具メーカー「ヒノキクラフト」のコラボ企画。
お子様にとってもご家族にとっても、ランドセルというのは6年間の思い出がたくさん詰まった宝石箱のようなものだと思います。
その大切なランドセルを参加者自らの手によって、新たな思い出のカタチであるスツールへとリメイクしていくワークショップ。
本日は参加者の皆さんが「思い出いっぱいのランドセル」をリメイクする様子を取材させていただきました。
池田屋のランドセル
池田屋は1950年に創業し、『子ども思い』というコンセプトをもとに自社企画で商品開発を行っています。
縫製技術にこだわり、国内の職人と共に品質の追求をすることで、日本の文化であるランドセルの継承・発展を支えている池田屋。
そして池田屋のランドセルには、素材・部品・組み立て工程に至るまで、ひとつひとつに『子ども思い』の工夫と愛情が詰まっています。
その『子ども思い』の工夫と愛情により、ランドセルからスツールへのリメイクを行うサービスが誕生しました。
そしてランドセルリメイクを始めた経緯について、池田屋 代表取締役専務である池田篤紀氏は、
「ランドセルの”顔”であるカブセをそのまま残したい。スツールとして新しく作り変えて、また一緒に使ってもらいたい。」
という想いを込めたサービスだと話しています。。
さらに、今回が初めての開催となるワークショップについては、
「6年間を共にした相棒とも言えるランドセルを子どもたちの手でリメイクすることで、思い出にとっても子どもたちにとってもいいのではないか。」
と、まさに『子ども思い』を体現させるワークショップとなっていると説明されました。。
ランドセルの「蓋」である「カブセ」と呼ばれる部分は、上質で厚手の素材を使用し、高度な縫製技術によって作りこまれていまるので、スツールに使用することで想像以上の座り心地の良さと耐久性が優れているそう。
6年間の役目を終えたランドセルの「カブセ」が、新たにスツールとなって、これからの日常の存在へと生まれ変わってくれるのです。
6年間の思い出を新たなカタチへ!
本日のリメイクワークショップでは職人の手ではなく、お子さん自らの手でスツールへとリメイクを行っていきます。
『子ども思い』というコンセプトであるように、とても素敵なサービスとワークショップとなっており、本ワークショップには応募が殺到するほど大人気だったそう。
ヒノキクラフトの家具職人さんのレクチャーを受けながら、リメイク開始!
まずはランドセルの”顔”でもある「カブセ」を綺麗に取り外していきます。
お子さんも親御さんもリメイクに真剣な様子。
ランドセルからスツールへと生まれ変わっていくこの瞬間も、良い思い出の一日。お母さんもお子さんの真剣な様子を写真に残します。
そして「カブセ」を取り外したら「カブセ裏」を切り取っていきます。ここに時間割表を入れていたのが懐かしい。
皆さん驚くほど手先が器用でリメイク上手!
手さばきがお見事!図工の授業で培った力を発揮しているのかもしれませんね。
思い出の詰まったランドセルを親子で一生懸命リメイクしている姿になんだか感動してしまいました。
リメイク中にカメラを向けるとピースしてくれました。参加者の皆さん、親子共にとても楽しそうにリメイクしている姿がとても印象的です。
穴開けも、職人の方に教わりながら自分たちで開けていきます。
穴を開けたら、カシメ金具の取り付け。
それにしてもみんなランドセルが綺麗ですね。大事に使われていたことがわかります。
私のランドセルは経年変化を楽しみすぎたのか、使用感としては30年越えのランドセルとなっていたように覚えています。
このワークショップに参加して、私のランドセルも新しい思い出のカタチとして残したかったな、と少し後悔。
そんな大人の後悔をよそに、子どもたちはどんどん作業を進めていきます。
金槌を使ってカシメ金具をしっかり固定。とっても楽しそうな表情で、見ている私も一緒に楽しんでいました。
金槌の使い方も上手!それにしても本当に綺麗なランドセルですね。
子どもだけでなく、お父さんも真剣な表情で見守っています。親子で物作りって素敵です。
いつか私にも子どもができたら、と妄想が膨らみます。とても微笑ましい親子の光景をたくさん見れました。
次はスツールの脚を組み立てていきます。こちらももちろんDIY!
そしてついに「カブセ」を脚に取り付けていきます!完成まであと間近!
優しく見守るお父さんや、
一緒になって手伝うお母さん。
ランドセルのデザインや6年間の思い出だけでなく、親子のカタチもそれぞれ。
「カブセ」を取り付けてからの、このネジを締める作業が大変そうで苦戦していました。
初めて使う工具に苦戦しつつ、、
親御さんも支えてあげて、ラストスパート!
こちらではお母さんが前のめりになって脚を支え、子どもがネジを締めるのを助けます。
試行錯誤、様々な工夫をしながらネジを回していきます。
どんどん職人さんのような真剣な眼差しとなっていき、お子さんたちの集中力の高さにハッとさせられました。
写真を撮るのも躊躇するほどの集中力。
こんなに頑張っている姿を見ていると、自然と応援してしまっていました。
そして!ついに!
完成!お父さんも歓喜の写真撮影。
完成したスツールの座り心地を確認!
たくさんの思い出が詰まったランドセルを使って作ったスツールは宝物となり、そして親子で一緒に作ったこの日もかけがえのない一日になったのではないでしょうか。
どの親子の姿を見ても満足そうな表情をしていて、こちらまで嬉しくなります。
皆さん本当に素敵な親子です!
とっても温かい気持ちにさせてもらいました。
6年前に初めて子どもがランドセルを背負って学校へ向かった日。
そして今日という日をこの特別なスツールを見て、また思い返すことができる。
とても素晴らしいワークショップに参加させていただきました。
次は私に子どもができ、小学校を卒業したら、また参加させていただきたいと心の底から感じます。
『ランドセルスツール(リメイク)』概要
●池田屋ホームページ:https://www.pikachan.com/
●ヒノキクラフトホームページ:https://hinokicraft.jp/
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