イーロン・マスクの名言から読み解くその仕事術とは

イーロン・マスクの名言から読み解くその仕事術とは

2022年のTwitter買収騒動で話題となったイーロン・マスク氏。世界一の富豪であり、テスラによって電気自動車の時代を切り開き、ロケット開発の分野ではスペースXを創業。他にもいくつもの会社を経営し、あらゆる分野に影響力を持った現代を代表する経営者の一人だ。

現在52歳のマスク氏は、1990年に何も持たない若者として南アフリカからカナダに移住した。そこからわずか30年余りでこれほどの成功を収めることができたのは一体なぜか。

◾️不可能を可能にする男・イーロン・マスクの言葉

『不可能を可能にする イーロン・マスクの名言』(桑原晃弥著、ぱる出版刊)では、経済・経営ジャーナリストの桑原弥氏が、イーロン・マスクの名言から革新的イノベーションを生み出せる理由やその仕事術を紹介する。

マスク氏の特徴は、壮大過ぎるほどのビジョンを掲げる一方で緻密なマスタープランに沿ってものごとに取り組み、結果が出るまで何度失敗しようとも決して諦めることなく頑張り続けるところにあると、桑原氏は述べる。そんなマスク氏の性質は、彼の言葉からも明らかである。

「さっと作れば、さっと結果がわかります。そしたら、さっと修正できるわけです」

マスク氏は事業化に関しては緻密な計画は練るものの、以後の進め方に関しては「まずものを作る」を優先している。その理由は、つくることで見えてくるものがあるし、人も動くし、改善のアイデアも出るからだ。

スペースXでも、あれこれ議論したり、分析をしたりすることに時間を費やすのではなく、「さっと作れば、さっと結果がわかります。そしたら、さっと修正できるわけです」とまずやることを推奨していた。マスク氏にとって大切なのは、分析や議論を重ねて問題のないものを時間をかけてつくることではなく、何が問題なのかをいかに早く突き止め、それを直すのかだ。時間ばかりかけていて、せっかくのチャンスも逃してしまうかもしれない。

失敗を恐れて臆病になってしまうという人は、リスクがあるからこそ「まずつくる。まず試す。失敗したらすぐに改善する」というサイクルを猛スピードで回すことが必要なのだ。

マスク氏の考え方や仕事術は、夢の実現や仕事などにも活用できるはず。良いと思った名言や考え方は、すぐに実行してみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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