頑丈＆大容量、部屋になじむ落ち着いた風合いの「like-it」のコンテナーが登場

2024/04/28 11:15 ストレートプレス生活・趣味

吉川国工業所は、2030年までにCO2排出量を35％削減する(2022年比)目標の達成に向けた取り組みの一環として、「環境省・二酸化炭素排出抑制事業」の採択を受けた製品の発売を開始。

4月22日(月)より、「like-it」のブランド公式ストア「likestore」で数量限定で販売中だ。

頑丈なプラスチック製品を製造

同社は、「プラスチックの資源循環を総合的に推進し、商品を通じて美しい収納、ぬくもりのある快適な暮らしを生活者に提供する」を理念に掲げ、日用生活雑貨等のプラスチック製品の企画と製造、及び「like-it」というオリジナルブランドで販売を行っている。

自社ブランド「like-it」では、頑丈で多目的に使えるコンテナーを取り扱っている。

コンテナー全体に細かな面をジグザグに連結させた構造体を採用しており、耐久性と容量を両立させたデザインで、衝撃にも優れ、車のトランクや屋外でも安心して使用できる。

約1.5kgのCO2削減に成功

4月22日(月)より発売中の商品は、「like-it」で人気の大容量コンテナー「スタックアップコンテナ―」の型を活用している。

「発泡成形」と「CNF(セルロースナノファイバー)」を採用することで、「LCA(ライフサイクルアセスメント)」の観点から、これまでの製品に比べて約8％のCO2を削減することに成功したそう。削減量は約1.5kgとのこと。

植物由来のエコ材料、しかも頑丈

「発泡成形」を採用することで、製品の成形時に窒素ガスを注入する物理発泡成形によってプラスチック量を削減。さらに軽量化にもつながり、使うときの負担はもちろん物流時の環境負担も軽減している。

また、「CNF」とは、植物由来の結晶遷移を超微細化したもので、鋼鉄の1/5の軽さで鋼鉄の5～8倍の強度を有するといわれ、現在その製造並びに実用化開発が本格化しているという。

同商品では、2019年に同社が初めて「CNF」/「PP」複合材料を使用したプラスチック製品の開発に成功した際に登録した新素材の「Nacel」を使っている。「Nacel」では、全ての植物の基本骨格物質である「CNF」を、ポリプロピレンに複合させることで、強度の上とプラスチックの削減を両立させている。

「CNF」製品には、「従来品に比べ軽量で寸法安定性がよいため、使いやすく商品のかたちが綺麗に出る」「ベース原料(ポリプロピレン)の3倍の剛性があるため、簡単に壊れない」「独特の質感、温かな手触り感でデザインとしてもマットな印象を与える」「植物由来のため、エコ材料でありCO2削減効果がある」といったメリットがある。