【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報「KNOCKOUT FESで関西バンドが躍動」
「遊津場の関西アーティスト週報」とは?
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「KNOCKOUT FESで関西バンドが躍動」
今回は4月13日に下北沢で行われた<KNOCKOUT FES>に行ってきたお話。いきなり関西の話じゃないじゃないかと思われそうですが、今回のこの東京のサーキットイベントでは、実に関西若手バンドの躍進が感じられる日となりました。
実際にそれを見せ付けたのは「
最初、私は普通に見ようと思い、開演直後に会場に着きましたが、既に入場規制。ただ知り合いが夕方と猫のスタッフをしていて、忙しそうにしていたため急遽会場誘導を手伝わせてもらいました。そして外から映像と、扉を閉めてもなお伝わってくる熱気で充分に楽しませてもらいました。
彼らは昨年7月に公開された「日常侵略」のMVが過去最高の再生回数を記録しましたが、大きいバズを起こしたわけでもありません。それでも以前に近松でライヴした時は数人ほどの集客だったのが、今回入場規制までかけられたのは、そこからのアクティブなバンド活動に加え、この日の当日もリストバンド交換前からビラ配りをする(地元大阪でも3月の自主企画前には平日の小さなイベントでもビラ配りしていた)といった地道な活動が実を結んだからでしょう。バンドサウンドや曲の世界観的には制圧的でカリスマ性を感じさせるものがありますが、そういった泥臭いバックボーンがあるからこそ、リスナーへの強い説得力が全国規模へ轟いていると感じました。
また「
彼らは実際にclub251のフロアで見ましたが、既にホームのような盛り上がり。「未恋」「君のことは」が全国のライブハウス好きに届いているキラーチューンであることを感じさせます。オーディションを勝ち抜いて出演した昨年からちょうど1年、彼らは大きな進化を遂げています。SNSで「名前は知っている」という方も多いバンドでしょうが、是非ライブハウスにも足を運んで見てほしいです。
その他にも「
5月のMiMiNOKOROCK FES JAPANや革命ロジックなどの関東の登竜門的サーキットにも、多くの関西の若手アーティストが出演します。まだまだ勢いの続く関西の若手アーティストに注目してもらいたいです。
インフォメーション
・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09
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