福井県敦賀の旅。日本海さかな街で海鮮を満喫&港町のカフェへ
Instagramで旅の発信をしているAKANEです! 相棒カメラ「Nikon Z 6II」と、いろんな場所を旅しています。今回は、北陸新幹線の延伸で身近になる福井県の敦賀へ。「日本海さかな街」で新鮮な海鮮を堪能したり、港町を散策しながらお洒落なカフェを楽しんだりと、1泊2日で満喫してきました!
東京駅を出発
東京駅から敦賀へ出発
敦賀への旅は、JR東京駅からスタート。
北陸新幹線「はくたか」で約3時間、JR金沢駅へ。
金沢駅で特急「しらさぎ」に乗り替え、約1時間20分でJR敦賀駅に到着です。
敦賀駅
北陸新幹線延伸後の終着駅となる敦賀駅
北陸新幹線延伸に合わせて設計された新しい駅舎のデザインコンセプトは「空にうかぶ〜自然に囲まれ、港を望む駅〜」。2024年3月16日に開業です!(※)
※編集部注:取材は2024年1月に実施。開業されると、北陸新幹線の利用で東京駅―敦賀駅間の最短所要時間は3時間8分。特急への乗り継ぎが必要な現在より、50分間ほど縮まります
整備新幹線の駅舎では日本一の高さとなる敦賀駅。屋根までの高さは12階建てビルに相当し、鉄道と港のまち・敦賀の街並みが見渡せるようになるそう。
ホームの床は船の甲板をイメージした木彫タイルで、待合室のベンチも船を係留する際の柱(ビット)がモチーフ。2階は広いコンコースにふさわしいスケール感となるように、天井全体が北前船の帆をイメージしたデザインとのこと。完成がとても楽しみですね。
日本海さかな街
敦賀の観光スポット・日本海さかな街で昼食を
敦賀駅から、約50店舗が入る日本海側最大級の海鮮市場「日本海さかな街」に向かいます。
「ぐるっと敦賀周遊バス」に乗って敦賀駅から約10分で到着。
館内には、敦賀港直送のカニなどの海産物や地酒などが並ぶ土産物店や、海鮮丼・寿司・一品料理などが食べられる飲食店が軒を連ねます。
場内は店員さんの活気でとても賑やか! 種類豊富なお土産などが沢山並んでいてどれも気になります。
まずは昼食を。楽しみにしていた海鮮丼が食べたい!
右も左も魅力的なお店がずらっと並んでいるので、どこのお店に入ろうか悩みます……。1周回ってみて、こちらの「よって家」さんに決めました。内装のぼんぼりがお祭りみたいでワクワクします。メニューも豊富。
カニの甲羅と金箔が輝く「漁家丼」を頼みました。お味噌汁がつきます。
ウニ、いくら、甘エビ、サーモン、カニ、カニ味噌、その他にも具材がたっぷりと(2024年1月取材時)。新鮮な魚介がキラキラと輝いていました。こんなにおいしい海鮮丼が食べられるのも市場だからこそ! たくさんあるメニューからすごく悩んで決めたので、いつかほかのメニューも食べてみたい。
続いては食べ歩きをすることに。牡蠣が大好物なのでどうしても食べたい……!
お店を探していると牡蠣の看板を発見! こちらの「漁家本家」さんで牡蠣をいただくことに。焼きと蒸しが選べたので、今回は、焼き牡蠣にしてもらいました。目の前で焼いてくれます。
ホタテやイカも気になる……、胃がもう1つ欲しいくらい。
そうこうするうちに牡蠣が焼きあがりました。レモン汁をかけていただきます。熱々で身がプリプリ! 新鮮でおいしい牡蠣が2つも食べられるなんて幸せ。
お腹が満たされたところで甘いものも欲しくなりました。
驚いたのは、日本海さかな街は、海鮮だけでなくデザート系も充実していること。こちらの「茶里夢」さんでは日本茶を扱っており、注文をしてから目の前でお茶を点ててくれます。風味の良いほうじ茶ラテをいただきました。やさしい甘さで、とてもおいしい!
ホテルグランビナリオ敦賀
利便性の高いホテル「ホテルグランビナリオ敦賀」
バスで敦賀駅に戻って徒歩約1分。「TSURUGA POLT SQUARE otta」内にあるホテル「ホテルグランビナリオ敦賀」が今日の宿です。
宿泊したのはグラン・コンフォートダブルのお部屋。大きめのスーツケースも余裕で広げることができ、大型のドレッサーも照明付きで使い勝手がよいです。女性のビジネスユースにもうれしい設備でありがたい。
翌日の朝食は、ホテル1階のレストランで。窓が大きくて明るい店内は朝から気持ちがよいです。
朝食は3種類から選ぶことができ、なんとそのなかには海鮮丼も! 海鮮大好きなので迷わず海鮮丼。具沢山で食べ応え抜群! 朝からホテル内で豪華な海鮮丼をいただけるのは珍しいのでは? 宿泊した際はぜひ食べてみてほしいです!
TSURUGA POLT SQUARE otta
2022年にオープンした「TSURUGA POLT SQUARE otta」へ
「TSURUGA POLT SQUARE otta」は、北陸新幹線敦賀駅の開業に向けて2022年9月にOPENした複合施設。ホテル、飲食店、物販店、子育て支援施設などが入り、施設の中心には芝生が広がっています。
施設内にある敦賀市知育・啓発施設「ちえなみき」。これまでの書店や図書館とは異なる、新しいスタイルの書店です。
まるで迷路のような書棚には、独自の文脈で設定したテーマごとに分類された3万冊を超える本が並び、来店者を知の迷宮へ誘います。なんと、ここにあるたくさんの本は全て手に取って読むことができます。
「本を通した学びと交流の創出」がコンセプトのこちら。席がいろいろな場所に設置されているので、自分が落ち着く場所を探して読書に没頭することができるオススメスポットです。
中道源蔵茶舗
中道源蔵茶舗でカフェタイム
旅へ行くとその土地のカフェ巡りも楽しいですよね。今回も老舗のお茶屋さんが営む素敵なカフェに出逢いました。
敦賀駅からぐるっと敦賀周遊バスで約5分の「中道源蔵茶舗」さんへ。
「日本茶を日常に届ける」という想いを掲げ、2018年4月に喫茶を併用したカフェへリニューアルしたお茶屋さん。
和を基調とした落ち着いた店内で、自慢の抹茶スイーツ「お濃茶パフェ」をいただきました。
甘い小豆とバランスのよい苦味の抹茶寒天、もちもちの白玉がたまりません! 下にはミカン、バナナが入っていて果物のみずみずしさが後半にバッチリ!
バニラソフトにかかったお濃茶ソースに凝縮された抹茶感はぜひ味わって欲しい。本当に濃いです。ソースはアイスに冷やされてパリッとなっていて食感も楽しめました。
上にのっている自家製のもちせんべいはお餅を食べているようなやさしい甘さ……! 小豆やアイスをのせて食べると更に美味しい!
こちらでは、日本各地の茶産地からセレクトしたお茶と、中道源蔵茶舗でブレンド・焙煎したこだわりのお茶も販売されています。日本茶インストラクターや日本茶アドバイザーの資格を取得したスタッフがいるので気軽に質問できます。
湯のみのサイズや一回に淹れる人数、好みの濃さなどで、お茶っ葉の使い方は変わるので、グラムで買うのがオススメとのこと。シルバーのパッケージがお洒落で、お土産にも喜ばれそう。
金ヶ崎緑地エリア
金ヶ崎緑地エリアを散策
中道源蔵茶舗から15分ほど歩くと潮風と海のにおいが……。ひらけた場所に出ると目の前には敦賀湾の青い海と青い空。シンボル的な緑地を中心とした「金ヶ崎緑地」エリアに到着です。
海沿いに敷設されたボードウォークやボードデッキからは敦賀港を一望することができます。
この日は天気も良く、歩くのがとても気持ちいい。ボードデッキはまるで船のデッキの上にいるかのよう! 鳥の声がよく聞こえるくらい静かで落ち着く場所です。しばらくここで自然を味わいました。
漁港や、奥に海が見える公園などもあります。
次は、とんがり屋根が印象的な「敦賀鉄道資料館」へ。
敦賀は1882年に敦賀―長浜間に鉄道が開業し、日本海側で初めて鉄道が走った町。こちらの資料館では、敦賀の鉄道の歴史を紹介したパネルや貴重な鉄道資料、模型の列車などが展示されています。夜には建物がライトアップされるそう。
続いて行ったのは「敦賀赤レンガ倉庫」。外国人技師の設計によって1905年に石油貯蔵用倉庫として建設され、2009年1月には北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録されました。
北棟・南棟は、2015年10月に「ジオラマ館」「レストラン館」として生まれ変わり、鉄道と港のまち・敦賀の魅力を提供しています。
敦賀赤レンガ倉庫のノスタルジーな雰囲気をあとに、敦賀駅まで戻り、金沢駅を経由して帰京します。実は、敦賀は今回が初めてではないのですが、新しい施設も出来て以前とは違った印象を受けました。バスで十分に観光できるのもとても魅力的! 北陸新幹線が延伸したら、今まで以上に賑わう敦賀にまた遊びに来たいです!
東京駅に到着
掲載情報は2024年3月26日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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