「色々な過去や伏線が繋がってさらに激しくなっていきます!」アニメ「ぶっちぎり?!」竹内良太&野津山幸宏インタビュー
監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、 キャラクターデザイン・加々美高浩、制作・MAPPAによる、 全員本気(マジ)なオリジナルTVアニメ『ぶっちぎり⁈』が 毎週土曜日23時00分からテレ東系列ほかにて放送中、放送直後よりPrime Videoにて最速配信中です。
灯荒仁(ともしび あらじん)は、かつての親友・浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれていく…。そんな中、巨大な魔人の影が現れ…?! そんな、全く新しい“ヤンキー×千夜一夜物語”の魅力を、王太(おうた) 役の竹内良太さん、座布(ざぶ)役の野津山幸宏さんにお聞きしました。
――現在放送中の『ぶっちぎり⁈』ですが、本当に面白くて私もいちファンとして楽しませていただいています。お2人は反響は感じられていますか?
野津山:感じています!
竹内:X(旧Twitter)とかで「面白かったです!」と感想をいただくことって他の作品でもあるんですけど、対面で「『ぶっちぎり⁈』観てます!」と言ってくれる方がすごく多くて。身近な人が「もうめちゃめちゃ面白かった!」と伝えてくれるのがすごく嬉しくて。
野津山:分かります。役者からも言われますし、スタッフさんから言われることもあるし、ありがたいですね。
――お2人は最初に『ぶっちぎり?!』の設定や企画を聞いた時はどういう印象を持たれましたか?
竹内:やばい。“高校生役”だ…。って。
野津山:やばくないですよ(笑)!これまでも、たくさんやられてるでしょ?!
竹内:オーディションの時に、ストーリーの設定やキャラクターの要素についてお聞きして、バトルもあるしギャグもありますという説明を受けたと思うのですが、まず高校生役ってことにビビりました(笑)。役をいただいて、台本を読んだら良い意味で令和っぽくないツッコミとボケが本当に面白いなって。バトルとギャグのバランスが素晴らしくて、これはもうめちゃくちゃ面白い作品になりそうだな!と期待値がどんどん上がっていきました。荒仁のツッコミが全て面白い!
野津山:僕もオーディションで初めて資料を見た時は「なんじゃこりゃ!」ってなりました。キャラクターがまず濃すぎるし、ストーリーは簡単なあらすじしかいただいていなかったので収録が始まるまでは、オーディションで役をいただけて嬉しい気持ちはもちろんあったのですが、どうなるんだろう?という気持ちもありました。
――他作品でもヤンキーを演じることがあると思いますが。
野津山:『ぶっちぎり?!』は他の作品に比べるとシリアス度合いとか、なんかもうテイストも全然違って。不良モノなのですが、不良モノだけではない斬新さを感じました。
竹内:この作品は学園ものでもあるので、キャラクターの多感な時期の感情の出し方がそれぞれ面白いんだよね。
――作品中ではライバル関係にあたるチームに所属するキャラをそれぞれ演じているお2人ですが、竹内さんから見た野津山さん演じる座布の好きなところ、野津山さんから見た竹内さん演じる王太の好きなところを教えてください。
竹内:まず、カッコ良くて負けたくないですね。
野津山:王太もカッコ良いじゃないですか! 王太は真宝とは違うカッコ良さがあって。真宝はちょっと爽やかな感じで、王太は正統派かっていうんですかね。漢字の漢って書いてオトコ!みたいな。
竹内:分かる、それぞれのカッコ良さがある感じだよね。座布は10代の高校生の、いわゆる等身大さが魅力的だなと思います。友達とはワチャって騒いだりして、今ドキっぽいんだけど、でも仲間を大事にしている部分もあって。
野津山:確かに、一番現実の人間に近いかもしれないですね。
竹内:座布に青春を感じます。
野津山:座布の人間くさくて仲間想いなところ好きなんです。
竹内:王太は摩利人をすごく慕っていて、ときには父親みたいな存在というか何かあった時にはどっしり対応する安心感があって好きです。
――ご自身が演じられた役以外で好きなキャラクターはいらっしゃいますか?
野津山:みんな好きですけれど、僕は勘知が好きです。毎回怪しい店に入っていく…みたいなお決まりの展開が面白くて。バトルシーンの間にああいう演出があって飽きさせないですよね。あと荒仁のお母さん好きです。この作品の中で一番可愛いかもしれない(笑)。
竹内:僕は役柄と一緒で摩利人です。毎日楽しそうに過ごしていて、チームでエンジョイしてるあの感じがすごく好きで。佐々木望さんのお芝居も含めてなんでしょうけど、可愛い時と、本気でなんかぶつかり合っている時のギャップがすごくて。
野津山:ヴィジュアルも摩利人だけちょっと異質すぎるというか、それでいて妹にも愛されていて、面白いですよね。
竹内:望さんがやっていることで過去の色々な作品のエッセンスを感じられたりして、たまりませんね。
野津山:望さんやチョーさんの様な、でえ先輩(大先輩)とご一緒出来て本当に光栄ですし、勉強させてもらっています。
――お2人はアフレコでもご一緒だったのでしょうか?
竹内:一緒のシーン多かったですよね!
野津山:多かったです!別々の収録だと、お相手がどういう感じで来るのか分かりづらい部分もあるので、そういう点でも、本作は掛け合いシーンを一緒に収録させてくれるようスケジュールを組んでくださってありがたかったです。
竹内:『ぶっちぎり?!』って展開ややりとりが密なので一緒に出来たことはありがたかったですね。
――お2人は学生時代、真宝にとっての荒仁や、王太にとっての摩利人の様な存在はいらしゃいましたか?どんな学生時代だったでしょうか?
竹内:仲良い人はもちろんいましたけど、あそこまでの人はいなかったかなあ。
野津山:ここまでの熱い友情ってなかなか無いですよね。
竹内:『ぶっちぎり?!』ってぶっ飛んでいる作品、アニメではありますけど、そういう意味では羨ましいくもあるなって思います。
野津山:本気の青春ですよね。ちょっと脱線しちゃうんですけど、学生時代って連れションって文化があったじゃないですか。あれなんなんですかね(笑)。「俺さっきトイレいったから」って断ったら、一緒に来てくれる人を最後まで探し続けるんですよ。
竹内:俺はそういうのなかったなあ 工業高校だったからかな?(笑)
野津山:高校生くらいって孤独が怖いのかもしれないですね。今思うと謎です。
――確かにその謎文化ありますよね(笑)。お2人はどんな制服だったのですか?
野津山:僕はブレザーでした。
竹内:憧れたなあ!学ランでした。
野津山:学ランって今珍しいから憧れますよ。第二ボタンとか!
竹内:男子校なのでそういう素敵な思い出はないんだけど(笑)、長ラン・ボンタン時代だったので、先輩から代々受け継がれたものを着ていたりしはしましたね。
――まさに『ぶっちぎり?!』の世界観ですね!ぜひいつか劇中と全く同じお衣装を着ていただきたいです…!これからラストにかけてさらに盛り上がりを増していくと思いますが、今後の見どころを教えてください。
竹内:真宝と荒仁が主体の物語になっていく中で、魅那斗會とシグマスクワッドというチーム同士がどう絡んでいくのかっていうところは見どころの一つだと思います。今までは割とわちゃわちゃ喧嘩していたけど、どんどんシリアスさも出てくるというか。荒仁と真宝の関係性も気になるところですが、色々な過去や伏線が繋がって、各キャラクターの激しい戦いも繰り広げられていくので、楽しみにしていてください。
野津山:毎週見逃させないキャラの特性や性格が出てきて、どんどん魅力を増していくと思います。これまでもすでに怒涛の『ぶっちぎり?!』でしたが、さらに激しさを増していきます。皆さんも気になっているであろう謎がどんどん解き明かされていきますので、お楽しみに!
――今日は楽しいお話をありがとうございました!
撮影:オサダコウジ
「ぶっちぎり?!」作品情報
毎週土曜日23時00分からテレ東系列ほかにて放送開始
※放送日時は変更の可能性がございます
(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
◉スタッフ
原作:内海紘子・岸本卓・MAPPA・東宝
監督:内海紘子
シリーズ構成・脚本:岸本卓
キャラクターデザイン・総作画監督:加々美高浩
サブキャラクターデザイン・総作画監督:齊田博之/伊藤公規/伊藤晋之
衣装コンセプトデザイン:澤田石和寛
美術監督 :鈴木くるみ
色彩設計: 垣田由紀子
撮影監督:加藤慎之助
編集: 長坂智樹
音楽: 大島ミチル
オープニング・テーマ:『Sesame』Kroi
エンディング・テーマ:『らぶじゅてーむ』甲田まひる
魅那斗會 チームソング:『ステゴロ』KDH & Novel Core
シグマスクワッド チームソング:『God Mode』BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
NG BOYS チームソング:『E-NERGY BOYS』DA PUMP
音響監督: 菊田浩巳
音響制作:dugout
アニメーションプロデューサー:小川崇博
制作:MAPPA
◉出演者
灯 荒仁:大河元気
浅観音 真宝:星野佑典
千夜:こばたけまさふみ
神 まほろ:永瀬アンナ
神 摩利人:佐々木望
道満 拳一郎:斉藤次郎
座布 翔:野津山幸宏
魁 駒男:山口勝平
大英 王太:竹内良太
蛇走 流:古川慎
刃暮 達兎:葉山翔太
心土 阿久太郎:鈴木千尋
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。