パワフルながら薄型・軽量で洗練されたデザインに生まれ変わったASUSのゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14」レビュー
ASUS JAPANが3月6日に発売したゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14」のレビューをお届けします。もともとゲーミングPCの中では高いデザイン性が特徴だったROG Zephyrus G14が、2024年モデルではより薄型・軽量で洗練されたデザインにリニューアル。特に今回お借りしたAMD Ryzen 9+NVIDIA GeForce RTX 4070搭載モデルは、薄型・軽量ながらゲーミングPCとして高いパフォーマンスを発揮しています。
大きく変わったデザインに注目
一見、クリエーター向けノートPCと見間違うような洗練されたデザイン。もともとROG Zephyrus G14は「黒い」「ゴツい」「ライトがド派手」という従来のゲーミングノートPCとは一線を画したデザインで登場したのが印象に残っていますが、新モデルはよりプレーンなデザインに。
ASUS「ROG Zephyrus G14」レビュー 天板のLEDピクセルアートがクリエイティブに存在感を放つ14インチゲーミングノートPC https://t.co/YhbQZgkuWe #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/tfWptpmlju
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本体サイズはW311×D220×H15.9~16.3mm、重量は約1.5kg。ビジネスの場でも違和感なく、小脇に抱えて持ち運ぶことができます。アルミニウム合金の1枚板から削り出されたCNCユニボディの筐体は、薄型・軽量を実現しながら強度や放熱性を保つのが特徴です。
天板に斜めに刻まれた意匠は「SLASH LIGHTING」と呼ぶもの。通知や音楽などに合わせた発光パターンを設定して光らせることができます。多数のミニLEDでアニメーションパターンが表示できた従来の「AniMe Matrix」と比べるとおとなしくなった印象ですが、発光するとインパクト十分。ゲーミングPCのアイデンティティを、さりげなく主張する仕掛けとなっています。
シリーズで初めてOLED搭載の美麗なディスプレイ
14.0型ディスプレイは、ROGブランドのゲーミングノートPCで初めて有機EL(OLED)を搭載。速く、明るく、鮮やかなことを特徴とする独自基準をクリアした「ROG NEBULA DISPLAY」に相当します。解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは最大120Hz。
美しい発色と狭ベゼルの広い画面は、画像編集や動画編集といったクリエイティブ作業にも活躍します。
AAAタイトルがヌルヌル動く驚きのパフォーマンス
ゲーミングPCとしての実力は申し分なく、「Forza Motorsport」や「Death Stranding」といったAAAタイトルがヌルヌル動作します。外出先や旅先でゲームを遊ぶ環境としてもかなり有用です。
ベンチマーク結果を見ていきましょう。「3D Mark」の「Time Spy」の結果は11506。Forza Motorsportのベンチマークでは83fpsを記録しました。3D Markの結果は、2022年モデルをレビューした際のベンチマーク結果を大きく上回っています。
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お借りしたモデルのCPUはAMD Ryzen 9 8945HS、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUで、メモリーは32GB、ストレージ容量は1TB。そのパフォーマンスを最大限に引き出しているのが、冷却機構「ROG Intelligent Cooling」です。CPUに熱伝導率が高い液体金属グリスを使用し、3基のファンと3本のヒートパイプでCPUとGPUを効率よく冷却します。
熱は主に底面から排出し、ヒンジ回りはスッキリとしたデザインに収まっているのが特徴。洗練されたデザインを犠牲にせず、効率よい熱の排出を実現しています。
仕事に使えるPCとしても注目
キーボードはキーキャップを大型化して、打鍵感のよいキーボードに。タッチパッドも面積が大きく、高い作業性を実現しています。
インタフェースも充実しています。右側面にはメモリーカードスロット、USB 3.2 Type-A/Gen2ポート、USB 3.2 Type-C/Gen2ポートを搭載し、左側面には電源ポート、フルサイズのHDMIポート、USB4 Type-Cポート、USB 3.2 Type-A/Gen2ポート、マイクロホンヘッドホンコンボジャックを搭載。
180W出力のACアダプターが付属。フル充電の状態で、バッテリー駆動時間はJEITA測定法2.0で約13.1時間です。
ROG Zephyrus G14は、お借りしたAMD Ryzen 9 8945HS搭載で本体カラーがプラチナホワイトのGA403UI-R9R4070Wが34万9800円(税込)、同構成で本体カラーがエクリプスグレーのGA403UI-R9R4070Gが38万4800円(税込)。CPUにAMD Ryzen 7 8845HSを搭載し、本体カラーがプラチナホワイトのGA403UV-R7R4060Wは32万9800円(税込)です。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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