ビジネス用語「レコメンド」とは何を意味する言葉?私達もネット通販などをした時に目にするあのサービスのことです!!
単に言葉としておすすめを意味するのが「レコメンド」です。
しかし「レコメンド」は特定のサービスや機能を意味することもあります。
総じて「レコメンド」は推薦や推奨を意味する言葉です。
そこでここでは「レコメンド」という言葉について解説します。
併せて言葉としての「レコメンド」だけでなくサービスや機能としての「レコメンド」についても説明します。
「レコメンド」とは
まずは「レコメンド」の意味について見ていきましょう。
言葉としての「レコメンド」の意味
「レコメンド」は単に言葉としてならおすすめを意味します。
この言葉は同じ意味の英語「recommend」から来ています。
ただし、英語の「recommend」には委ねるという意味の他に推薦することや推奨することなど勧める意味もあるとか。
そのため、カタカナ語の「レコメンド」よりも幅広く使用される言葉となっています。
ちなみに、英語「recommend」は「レコメンド」と読まれる一方で発音的には「リコメンド」の方が近いです。
その違いも覚えておくと良いかもしれません。
サービス・機能としての「レコメンド」
「レコメンド」はサービスや機能としての意味もあります。
実際にショップなどで使用されているところを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
その際、顧客が店員におすすめを聞く際に使用されます。
このように「レコメンド」はビジネスの世界などで顧客に対しておすすめする商品なども意味します。
その場合「本日のレコメンドは……」というような形で使用されるのが特徴です。
また「レコメンドアイテム」のような単語として使用されることもあるとか。
このように「レコメンド」はユーザーベースかアイテムベースかによって使い分けられることの多い言葉でもあります。
逆にインターネット関連のIT業界においては特定のユーザーが興味を示しそうなものをおすすめすることを意味します。
そうしたサービス・機能のことを「レコメンドシステム」「レコメンドエンジン」などと呼ぶのが特徴です。
単に「レコメンデーション」と呼ばれることもあるので、併せて覚えておきましょう。
「レコメンド」を用いることでのメリット
ここからは「レコメンド」を使うメリットをまとめます。
ユーザーとしてのメリット
「レコメンド」があることでユーザーはおすすめのサービスや機能を知ることができます。
いつもなら特定の商品にしか興味を持たないユーザーも改めておすすめされることで新たな商品の魅力に気づくかもしれません。
それこそが「レコメンド」のメリットと言えるでしょう。
これはユーザーに商品を押し売りするためでなくユーザーが商品の魅力に気づくためのものというニュアンスが強いです。
そういった意味でも「レコメンド」のメリットは大きいと言えるのではないでしょうか。
運営側のメリット
「レコメンド」があることで運営側はより売上や契約に繋げられます。
いつもなら特定の商品を販売して終わりということもあるはず。
しかし、あえておすすめすることで一緒に購入してもらえるチャンスもあるかもしれません。
それが新たなリピーターを生むこともあるなど、運営側にとっても「レコメンド」のメリットは欠かせないものと言えます。
「サジェスト」との違い
最後に「サジェスト」との違いを見てみましょう。
「サジェスト」とは
「サジェスト」とは提案することや示唆することを意味する言葉です。
身近なところでは検索エンジンなどでキーワードを入れると表示される他のキーワードのことを「サジェスト」と言います。
これはユーザーの検索傾向に応じて検索エンジンが表示しているものです。
このキーワードのことを「サジェストワード」などと呼びます。
つまり「サジェスト」とは特定のものや関連するものを明示することを言う言葉なのです。
「レコメンド」機能と「サジェスト」機能の違い
では「レコメンド」と「サジェスト」はどのような違いがあるのでしょうか。
基本的に「レコメンド」も「サジェスト」もインターネット上で頻繁に使用されている言葉となります。
ただし「レコメンド」は推薦することや推奨することを意味するのに対し「サジェスト」は提案することや示唆することを意味します。
両者は似ているようですが、ユーザーに対するアプローチの仕方が違うのです。
「レコメンド」はおすすめするのに対し「サジェスト」はあくまでも明示しているだけという意味合いとなります。
その点が両者の違いだと覚えておきましょう。
まとめ
「レコメンド」はおすすめを意味する言葉です。
昨今は「レコメンド」というサービスや機能もあります。
そのため、使用される状況によって使い分けが必要かもしれません。
「サジェスト」とも似ているもののこちらも別物なので、両者も使い分けられるようになっておきましょう。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。