『TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展』で車いすラグビー&ボッチャの競技体験!
2023年12月から2024年3月10日までの期間、SusHi Tech Squareで開催されている『TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展』に伺い、車いすラグビーとボッチャの競技体験イベントに参加させていただきました。
SusHi Tech Squareでは現在、SusHi Tech TOKYOを開催しており、他にも『都市にひそむミエナイモノ展』や『東京自然いきもの展』もご覧になることができます。
スポーツと文化を体感できる展示となっており、老若男女幅広いお客さんが来場されている中で、特に子供たちが楽しんでいる姿が印象的でした。
『TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展』
『TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展』では、オープニングセレモニーなどで実際に着用された衣装の展示もあります。
そして、こちらはなんと実物のメダルと表彰状!初めて見ました!
その『TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展』にて、車いすラグビーで東京2020大会の銅メダリストである池崎大輔選手、そしてボッチャで東京2020大会の銅メダリストである廣瀬隆喜選手がゲストアスリートとして登場。参加者たちと一緒に競技体験を行いました。
メダリストが伝えるパラスポーツの魅力
画像左から、パラリンピック・ボッチャで2016年開催のリオ大会で銀メダル、2020年の東京大会で銅メダルを獲得した廣瀬隆喜選手。
そして車いすラグビーからはリオ大会と東京大会で銅メダルを獲得した池崎大輔選手。
各競技界を牽引しているお二方がイベントに参加。
メダリストのお二人によるトークショーがあり、パラスポーツの魅力を存分に伝えていただきました。
池崎選手はご自身のメダルを持ってきてくださいました。
「金メダルを取ることを目指していたので、すごく悔しさの残る大会だった」と池崎選手は言い、そのうえで「多くの方にパラリンピックを見ていただけた、知っていただけたことは嬉しかった」と伝えました。
廣瀬選手はコロナの影響により、無観客だったのが寂しかったと感じたそう。
それでも「SNSなどからの多くの応援に勇気づけられた」と語りました。
廣瀬選手は2024年パリ大会の出場も内定しており、「今度は多くの観客のなかで競技を行えるのが楽しみ」とコメント。
一般参加者と競技を体験!
車いすラグビーの魅力は多くあるけれども、一つは「タックルの激しさ」だと池崎選手は話します。
そして司会進行をされていた方が、実際に池崎選手のタックルを体験することに。
司会の方がタックルを受ける準備を進めるなか、「これから司会が僕に代わるかもしれないですが、皆さん御了承下さい」と池崎選手のユーモアを交えたトークにより、会場は大盛り上がりでした。
そしていざ、タックルへ。
えげつない衝撃音が響きわたって、会場騒然。
それでも池崎選手が司会進行に代わることもなく、会場はますます盛り上がります。
タックルを受けつつも即座に笑顔を作った、司会の女性のプロ意識の高さにも感服です。
車いすラグビーの魅力の一つでもあるタックルの激しさを目の当たりにしました。そしてなんと、一般参加者全員がこのタックルを受けられることに。
子供には優しくタックルする、優しい池崎選手。
車いすに乗って、スラロームをしたり、キャッチボールをしたりと参加された皆さんがとても楽しそう。
車いすの運転に苦戦されていましたが、体験する楽しさを味わい会場には笑顔が溢れていました。
皆さんととても楽しそうに交流されている池崎選手。
激しいスポーツである車いすラグビーとは対照的に、池崎選手の優しいお人柄を感じます。
そして続きましては、廣瀬選手と行うボッチャ。
廣瀬選手と競技を体験しながら、ルールをレクチャー。
東京2020大会で監督を務められた村上さんもお越しくださり、廣瀬選手と一緒に技の披露と説明をしてくださいました。
投球するたびに、会場から歓声や拍手が起き、参加者の方々がみんなボッチャの魅力を感じていたように思います。
難しい技を失敗しても、村上監督と廣瀬選手の会話によって会場が笑い声に包まれていました。
廣瀬選手。とても柔和で優しい方なのですが投球前の集中されている表情にギャップがあり、その表情がとても印象的でした。
集中されている空気を感じ、私が「これがアスリートか!」と圧倒された瞬間です。
一般参加者の方々もボッチャの魅力の虜となり、皆さん前のめりで競技に没頭されています。
子供から大人まで、参加された方全員がボッチャに熱狂されていて、年齢性別関係なく楽しめるスポーツ。
そしてイベントの最後には両選手より参加された方、応援してくださっている方へのメッセージが送られました。
池崎選手は「パリ大会に向けて、自分が選考されるように努力していく。車いすラグビーは選手だけでなく、スタッフや応援してくれる人、みんなの力によって行えるのも魅力の一つ。なので車いすラグビーをみんなで応援して盛り上げてくれたらうれしいです。これからも応援よろしくお願いします」と会場の皆さんにメッセージを送られました。
廣瀬選手も「皆さんと楽しくボッチャをやれました。ありがとうございました。ボッチャは手軽にやれる楽しいスポーツなので、より多くの人に知ってもらいたい。パリ大会に向けては、金メダルを目指して頑張っていきます。そして皆さんの応援がすごく力になるので、会場からテレビからSNSから応援をよろしくお願いします」と伝えると、会場から大きな拍手が送られ、本イベントは締めくくられました。
私自身はボッチャ、車いすラグビーについてはあまり知らなかったのですが、今回開催されている『TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展』でイベントに参加することができ、両競技の魅力や面白さを感じることができました。
パリ大会での両選手の活躍を応援する日がとても楽しみです。
開催情報
TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展
【会期】
第1期:2023年8月30日~2023年11月19日
第2期:2023年12月15日~2024年3月10日
【開館時間】
火曜日~金曜日11:00~21:00(最終入場:20:30)
土曜日及び休日10:00~19:00(最終入場:18:30)
【休館日】
毎週月曜日(ただし9月18日(月)、10月9日(月)、1月8日(月)、2月12日(月)は開館)9月19日(火)、10月10日(火)、1⽉9⽇(火)、1月24日(水)、2⽉13⽇(火)、年末年始(12月29日(金)~1月3日(水))は休館
【入場】
無料
※混雑時は入場制限を行う場合がございます。
【場所】
SusHi Tech Square1F(東京都千代田区丸の内3-8-3旧東京スポーツスクエア)
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