ロックシンガー森下玲可がデビューから30周年 アニバーサリーライブを披露

ロックシンガー森下玲可がデビューから30周年 アニバーサリーライブを披露

ロックシンガー・森下玲可 が、2月12日に東京・六本木クラップスで、森下玲可 30th anniversary birthday Live 2024 ~デビュー30周年 幕開け~を開催した。

1993年に西田智美(本名)でデビューしたが、パブリック・イメージに移籍し、1994年 12 月1日に「傷つけてPrecious Love 」(BMG ビクター)で、再デビュー。当時、出稿量が日本一と言われたジュエリーブランド三貴のTVCM「カメリアダイヤ モンド」の CM ソングになった。

満席のライブ会場には、森下が大使を務める、森下の出身地、福岡県大牟田市からの応援団の姿も散見された。ヒョウ柄の衣装でステージに登場した森下は、「スナックのママ」と人懐っこい笑顔に大牟田弁でギャグを発しながらも、衰えないパワフルでクリアなハイトーンと、華やかなステージアクションで、1994年から1996年に発表した楽曲を披露し、観客を魅了した。

サードアルバム「Wonder Egg 」から「Escalation 」、田村直美作詞 月光惠亮がペンネーム井上龍仁で作曲の「LEAVE ME ALONE」(ZERO)。

そして、「出遅れて黄昏て」(ZERO)。自家用車内で流していた時に「ママこの曲歌った時、何歳?」と子息に訊かれたというエピソードを吐露し、20代の森下にこの歌を歌わせた月光プロデューサーの戦略に言及した。

続けて、
「もうあなたに迷わない」(a girl as a boy)
MIDNIGHT LOVER(ZERO)。
酒豪としても知られる森下は、「朝まで飲もうよ」(a girl as a boy)
を歌い、一部を終了し、乾杯し、休憩に入った。

休憩の間、関係者の祝福メッセージが流れた。デビューの3、4年前に森下に会ったという
音楽プロデューサー・シンガーソングライターの佐藤宣彦は、「初めて会って、歌を聴いた時、さすがマーシー(日本を代表するハードロックバンド、アースシェイカーのボーカルの西田昌史)のイトコだと思いました。今まで楽曲提供はさせて頂きましたが、プロデュース等のコラボの機会はなかったので、今年の5月に京都、東京で共演したいと思います」と話した。

森下が、「Reika’s room~ディナ一の後で〜」(毎週土曜日 22:00~23:00放送)
を持つFM局「コマラジ」の社長で、元祖ビジュアル系バンドAURAのベーシスト「ぷりんすマーブル」、5月31日に「WA―ROCK Festival Vol.2」(東京・下北沢シャングリラ)で共演する歌姫ZOOCO、高樹リオ他、業界関係者から、多くの祝福メッセージが届いた。

また、芸術活動の補助金を東京都に提案した都議会議員入江のぶこ氏。行きつけのラーメン店であり、PTA会長繋がりで交友を持ったラーメン二郎 目黒店の店主、大牟田市出身大衆演劇界を代表する俳優の松井誠氏等、森下の交友関係の広さを感じさせる方々のメッセージもあった。

メッセージの最後は、森下玲可の名付け親で、プロデューサー、所属事務所の社長だった月光惠亮氏。氷室京介、BOØWYの命名者としても知られる月光氏は、近年難聴によりデジタルアーティストに転向。「僕は画家で世界を目指していますから、玲可さんも世界を目指しましょう。」とエールを送った。
後半は、リクエストも反映させたカバー楽曲を展開。
「真夜中のドア〜stay with me」(松原みき)
「フライディ・チャイナタウン」(泰葉)

「たそがれマイ・ラブ」
(大橋純子)

「唇よ、熱く君を語れ」
(渡辺真知子)

歌唱力、声質に合った選曲に観客は沸いた。そして、オリジナル楽曲
「メロディ」(ZERO)、
「運命にKiss」(a girl as a boy)
2021年リリースの「Jikuu~時空~」から
矢沢永吉的に元気が出るナンバー
「Bark at the moon 月に吠える」
を披露し、コールアンドレスポンス、大盛況の中、二部を終えた。

アンコールは、土方隆行作曲の
「時空」(Jikuu~時空~)
ラストナンバーは、森下玲可作詞 石川寛門作曲
「傷つけてPrecious Love」(ZERO)。
森下の卓越した歌唱力と楽しいMCを支えるのは、個性豊かな実力派メンバーだ。「お喋りピアノ」と森下から命名されたピアニスト・キーボーディストの広田圭美は、多重レコーディングの1990年代の音源を再現するための併用の苦労を吐露しながらも「シマウマにヒョウ柄で、一人動物園。ウサギの帽子をかぶっていたら」と森下の服装を秀逸に弄った。広田と同じ誕生日でユニット227でも活動するパーカッションの山下由紀子と共に厚いサウンド作りに寄与する才媛。

ギターの土方隆行は、「かたやん」 の愛称でカリスマプロデューサーからも引き手数多の
人気実力派。 シティ・ポップ 全盛期には、1日に多いときで6件のレコーディング現場をこなしたこともあった。奇しくも森下玲可デビューの頃に生まれたイケメン次男の理久音との親子ツインギターは圧巻だ。
ドラマー の西川 貴博は、浅香唯の夫。ロックバンド・THE KIDSでメジャーデビュー。包容力ある笑顔と強運の上がり眉が印象的なダンディが、刻む安定ビート。
その盟友のベーシスト吉岡誠司は、大西結花のサポートでも活躍。歌唱力抜群でバックコースも森下から高く評価されていた。
終演後に元プロデューサーの月光氏に
「どう、上手く歌えるようになりましたか?」と森下は訊ね、「良かったです」と月光氏は満面の笑顔で答えていた。向上心を持って素敵に歳を重ねている。
夏と冬の2回の定例開催になっていた森下玲可公演に、歌姫ZOOCO、高樹リオ等との
「WA―ROCK Fes2」(5月31日・東京・下北沢シャングリラ)、リンドバーグ、ZIGGY、カブキロックス、黒夢のサウンドプロデューサーも務めたシンガーソングライターの佐藤宣彦
とのコラボ等展開も期待される。(文・写真@霜月潤一郎)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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