【インボイス制度導入後初の確定申告直前】スマホひとつでカンタンがテーマの「スマホ会計FinFin」を使ってみた

会計バンク株式会社が2022年12月から提供しているフリーランスや個人事業主、副業するダブルワーカーの方々に向けたアプリ「スマホ会計FinFin」は、2023年10月に施行されたインボイス制度でより忙殺されていくフリーランスがスマホを使ってスキマ時間でカンタンに会計できることを目指したアプリだ。またフリーランスの方々向け請求書発行・受取アプリ「スマホインボイスFinFin」も開発した。

確定申告の時期が近づけばその煩雑な作業が憂鬱なライター・モトタキがどれほどカンタンなのか実際に使用してみた。

銀行APIやAI-OCRを駆使して仕分けの自動化を極力行う「スマホ会計FinFin」とは

「スマホ会計FinFin」の特徴として、全国の金融機関と連携しており、約99%の金融機関の取引明細を会計仕分けに取り込める。さらにカメラを使ってレシートを読み込めばかんたんに仕分け登録ができる仕様だ。

ナビゲートに従って毎月の会計処理をしておけば確定申告時の作業を大幅に軽減することが望める。さらに経営に役立つ情報をホーム画面でグラフ化もしてくれる。まさに相棒となってくれるアプリである。

手間のかかるインボイス対応の請求書や領収書をスマホだけで簡単作成できる「スマホインボイスFinFin」とは

「スマホインボイスFinFin」は定期的に発行が必要な請求書をコピー機能でらくらく作成することができる上に、紙の書類もスマホのカメラで読み込めば自動登録ができる。頻繁に取引のある商品や取引先を台帳として一元管理する機能もある。

「スマホ会計FinFin」を実際に使ってみた

「スマホ会計FinFin」を使ってみて一番の使い勝手の良さを感じるのはスマホを使うのでカメラ機能を使ったレシートの取り込みが楽ちんなことだ。カメラ機能を許可するだけで、レシートを撮影することができる。

あとは使うレシートを広げてパシャパシャと撮影していくだけで、アプリにどんどんレシートが取り込まれていく。

取り込まれたレシートのデータをうまく読み込みができなかったとしても、ボタンをポチポチと押していけば経費の科目の種類を設定していくことができる。

科目を決めれば、あとは金額を打ち込むだけで仕分けは完成だ。スマホでできるなら出先でもスキマ時間を見つけてその場その場で会計処理をしていけそうで、これは助かる。

ここからは有料機能である確定申告機能を紹介していく。まずは青色か白色かを選択する。今回は青色申告決算書での決算書を作成していく。

提出方法は電子申告のみしか利用できない。だが特別控除65万円を受けられるので問題はないだろう。

売上と仕入の金額があらかた入力できたらその金額を確認する。一覧性があるので、わかりやすい。

月別の売上や仕入の金額もちゃんと確認できる。記入漏れのチェックもしやすい。

売上と仕入の入力が終わったら申告書の作成にフェーズが移る。ここでは税務署や自身の個人情報や口座などを入力していく。セキュリティにもこだわりがあるので、安心して利用してよいが売り文句である。

ここまでの入力から納付額か還付額が算出される。このタイミングで詳しい申告内容をチェックできる。

全ての申告が終わればマイナンバーを登録して完了だ。

今まではPCでしてきた作業をスマホでできるようになるのは、多忙であればあるほど助かることになりそうだ。今はPCを持たない層も増えつつある。そうした層でもスマホがあれば確定申告できるようになるわけだ。

売上目標が設定されていない「スマホ会計FinFin」と「スマホインボイスFinFin」

「スマホ会計FinFin」と「スマホインボイスFinFin」は目先の利益にとらわれず、フリーランスが求める機能やサービスの提供を充実させることに注力されている。それは会計バンク株式会社が会計士としての本業で利益を出しているからこそできる戦略である。

2つのアプリはフリーランスにとってビジネスの起点になるアプリへと進化させていくことを目指しており、「クレジットカードが作れない」「ローンが組みにくい」といったフリーランスの会計面での悩みを解決するよう、スコアリングモデルをつくり会計審査を行って信用保証のお手伝いをする事業展開を考えているそうだ。

フリーランス時代である今後の日本を支えるアプリとなっていくのかもしれない。

スマホ会計FinFin:
https://www.finfin.jp/sp-kaikei/

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