さつまいもスナック「皮いいね」が登場。お芋の皮なのに甘い、アップサイクル食品
東京バルが、茨城県の干し芋を使用した「皮いいね」を開発!
「皮いいね」は、“食材を余すことなく使用し、栄養と美味しさの両立を実現するアップサイクル(※1)&プラントベース食品(※2)”を基本コンセプトとした「KAWAÌINE」シリーズの第一弾となる。同社は、今後、このシリーズの拡大を図り、より豊富な種類を開発していく。
新しい形の食スタイルを全世界に発信
「日本の素材の魅力を世界へ発信する」をモットーに、カーボンニュートラルの実現に向け、プラントベースの食品開発を行ってきた東京バルの拠点は、2023年に茨城に設立した「新素材加工開発LAB」にある。ビーガンやハラール、オリエントなど食生活や宗教など「食の多様性」への対応を視野に、国内フードロスの削減、国内自給率向上、環境負荷の低減への貢献に重きを置きながら、新しい形の食スタイルを全世界に発信している。
「KAWAÌINE」シリーズ第一弾となる「皮いいね」は、干し芋が名産の茨城県の様々な事業者から寄せられた、“年間2,000トンもの干し芋の加工残渣(※3)を商品化したい”というニーズから生まれた。
干し芋の加工残渣の高い栄養価に着目
干し芋の加工残渣の商品化にあたり、課題となるのは、主にノウハウおよびリソースの不足、製造ラインの確保、賞味期限だ。干し芋の加工残渣の高い栄養価に着目した東京バルは、商品化を実現すべく、同社の独自のノウハウを用いてこれらの課題を解決し、1年間の賞味期限を保ちつつも添加物を使用せず、素材の特性を生かした美味しい食アイテムを開発した。
同商品の正式販売に先駆け、茨城県輸出事業等を通して米国・シンガポール・EU圏などにて試食会の実施・展示会への出展を行った。
“ほんとうにこの甘さでシュガーフリーなの!?”と驚きの声と同時に、販売を待ちわびる声が多く寄せられたという。
砂糖不使用なのに「甘い」を実現
同商品は「3つのいいね。」をテーマに開発し、砂糖不使用なのに「甘い」を実現している。
「3つのいいね。」1つめは、厳選した材料だ。原材料としてさつまいもと米ぬかのみを使用している。砂糖は不使用かつ皮を利用しているのに、独自の製法で驚くほどの甘さが感じられる。「シンプルだからこそ贅沢」を叶えた自然派スナックとなっている。
2つめは「まるっと皮ごと栄養たっぷり」。商品開発にあたり着目したのは、皮の付近にあるさつまいも特有の成分「ヤラピン」だった。「ヤラピン」は腸の働きを促し、消化を整えてくれる。皮ごと使用したスナックだからこそ、食物繊維が豊富で、皮を用いているのに甘い、健康・美容の味方のおやつに仕上がった。
3つめは「アップサイクル」。本来野菜の持つ良さに着目し、干し芋の残査を皮ごとまるっと使用して商品を開発した。
同商品の取り扱い店舗は、芋やす(茨城県 焼き芋専門店)、いも家kaneki(栃木県 東京フード運営)、Iroha Mart(シンガポール)、SOMENOYA(スペイン)、自社サイトにて。
独自の製法で砂糖不使用でありながら「驚くほど甘い」を叶えたヘルシースナック「皮いいね」を、この機会にチェックしてみては。
販売サイト:https://tokyobal.co.jp/
※1 廃棄予定であったものに手を加え、価値をつけて新しい商品にアップデートさせる手法。
※2 畜産物や水産物を含まない、植物由来の原材料を用いた食品
※3 食品製造の生産ラインで生じる廃棄物
(江崎貴子)
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