【辺境レターズ】第3回 台湾のライヴハウス
台湾のライヴハウスに出てきました
台中のフェスに出た翌日は、台湾の首都・台北(タイペイ)のライヴハウスに出ました。名前は「樂悠悠之口」で、ごめんなさい、読み方は結局わかりませんでした。英名は「The UU Mouth」でした。
2019年に新しくできたライヴハウスで、キャパは200人くらいでしょうか? 台北駅から車で10分、最寄りの地下鉄の駅からは徒歩3分くらいという、けっこう都会的な場所にありました。おとぼけビーバーや突然少年、メシアと人人など、日本のバンドも出たことがあるみたいです。
偉そうなことでもなんでもないんですが、前日のフェスのほうはまあ、なんというかただただ快適で、そこまでびっくりするようなことはなかったんですが、ライヴハウスのほうには、ありました。ちょっとしたカルチャーショック的な。
その前にまず、ここに出た経緯的なところを。実はうちのバンドは結成直後の2019年にも台湾でライヴをやっているのです。その経緯はというと、もともと日本でお世話になっていた地元(神奈川県藤沢市)のライヴハウスブッカーの方が当時台湾に住んでいて、台北のライヴハウスとも繋がりを持っていたので、半分冗談で「台湾でライヴやらせてくださいよ~」と言っていたら、本当に実現しちゃったというハナシ。そのときに出たのは台北の「Revolver」というところでした。で、今回もその方に連絡して、どこか出させてくれませんかと図々しくもお願いしたら、ねじ込んでくれたのです。
当日の流れは日本のライヴハウスとほとんど同じで、昼過ぎからリハーサルがあって、16時にオープン。この日のイベントは、台北のイベンターさんがやっているイベントの周年企画的なものだったようで、キャリアのあるベテランバンドが多く出ていました。かといって年齢層の高い客層かといえばそうでもなく、若いお客さんも多かったような気がします。人数もなかなかの入りだったと思います。で、イベント始まったらそういえば!と気づきました。会場の音がガンガン外まで漏れてきているのです。たしかに、リハのとき全然意識してなかったけれど、入口の扉が防音扉でもなんでもないんですよね……。個人的にライヴハウスの扉史上もっとも軽かったです。
それと、この日は5組出てたんですが、序盤2組のあいだに転換でDJがプレイしてました。そのDJスペースというのが、完全にハコの外にあるんです。これ、防音的なところ大丈夫なんですか……?(焦) DJスペースは完全に屋外なので、周りにも丸聞こえです。一応ハコの上階は住民が住んでそうな気配もあったんですが……。日本でやったら即アウトじゃないでしょうか。とまあけっこう戸惑ったんですが、場所としては、最高に楽しい。むしろここで自主企画やりたいくらいです。お客さんも転換のときは外に出てお酒飲むなりDJで踊るなりしていて、演奏が始まればゾロゾロと中に入っていく感じ。あれ、ここ、めちゃくちゃいいぞ……? やっぱりここで企画やりたい。
最後に、こちらもバンドマン的申し送り事項をひとつだけ。「僕の声もっと返してください」は、「my voice more back」で通じます。後から考えれば「back」ではなく「return」という言葉のほうが適切なような気がしましたが、これで通じました。日本語が通じるスタッフはいなかったので、リハも基本英語でやり取りしましたが、まあなんとかなったのではないでしょうか。
長方形型の、普通のフロアです。楽屋は左奥にあって、パーテーションで仕切られているだけでした
これを提示で再入場可能です。僕の手の形はよくわかりません
バーカウンター。「嘔吐参仟」?
「my voice more back」が通じたPAさん(右、横顔。寝てるみたい)。シエシエ
リハのようす。足もとのスピーカーから自分たちの出している音が聴こえやすいように返してもらうことを「返し」と呼ぶのですがギリギリの英語でなんとか要望が伝わりました
この日のトリ「88balaz」のリハ。ブッチャーズみたいなオルタナサウンドもあってカッコいい。YouTubeとか見る限り本来4人組でベースがいるはずなんですが、この日はベースレスでした。ギターボーカルの方の足もとにはBOSSのOC-2。往年の名機が台湾でもぶっといオクターブサウンドを放ってました
台湾ドルで物販の値段設定です。物価は若干台湾のほうが安かったです
SHOOT UPという台湾のバンド。トロンボーンがいて、スカパンク的な感じでした。POTSHOTとかを思い出しました
僕らの出番はトリ前だったにも関わらずアンコールが起こってこれも戸惑いました。やっていいということだったのでやりました。なにがなんだかよくわからないけれど、とりあえずなんだか伝わっている感じ。まあよかったのでは。後から知りましたが前日のフェスで見てくれたお客さんも少し来ていたようです
はい、「ガジェット」のハナシ。楽器運搬のカートはやっぱりマグナカート一択です。ベーシストでエフェクターボードを持たない僕はマグナカートの「MCK」というモデルがベスト
理由はこれ。この、持ち手の部分ですよ。手の甲がケースに当たらずにガラガラできるんです。今のところマグナカートを超えるカートはないと思っているのですが、4輪とかのカートがあったらいいなあ~ってめっちゃ思ってます
行き帰りの飛行機でなぜか頭をよぎった素朴な疑問。「トイレは使用中のときランプが点くから、毎回その時間を計れば、人間の平均的なトイレ時間が割り出せるのでは?」
ライヴ情報
Glimpse Group ライヴ情報
1月26日(金)新宿Marble
1月27日(土)表参道WALL&WALL
2月24日(土)下北沢ERA ※深夜イベント
2月28日(水)下北沢THREE
3月3日(日)江ノ島OPPA-LA ※自主企画開催
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