【栃木県旧湯津上村(大田原市)】那珂川沿いの下侍塚古墳と、なかがわ水遊園へ行こう

栃木県旧湯津上村(大田原市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、栃木県旧湯津上村(大田原市)を写真とともに紹介する。

Vol.131/栃木県旧湯津上村(大田原市)

旧黒羽町の市街地から、那珂川を南へ下っていくと、旧湯津上村に入る。先ほどまで、旧黒羽町の雲巌寺へ訪れていて、かなり山奥にあるお寺なので、背の高い木々に覆われていたところ、再び那珂川の景色が現れると、空がとても広く感じられた。

最初に訪れたのは、下侍塚古墳だ。近くには、「ようこそ!!  日本考古学発祥の地 大田原市湯津上へ」と書かれた横断幕が掲げられていた。どうやら江戸時代、水戸黄門でおなじみ、徳川光圀の指示で学術調査が行われたそうだ。なるほど、そのような謂れなら、発祥の地と言われて信じることしかできない。

那珂川がやはり気持ちいい

下侍塚(しもさむらいづか)古墳へ

古墳の脇に石碑が建っていた

栃木県なかがわ水遊園へ

展示を見ていった。母なる川、那珂川

いろんな魚と出会った

なまずかな

そして、淡水魚の水族館である、「栃木県なかがわ水遊園」も訪れた。ちょうど祝日と重なったことで、家族連れでも賑わっている。

特に面白かったのは、鬼怒川水系や渡良瀬遊水池の魚など、これまでの旅で訪れてきた地域の魚を見ることができたことだ。旅をしていて川面を眺めることはできても、水中までは見ることができなかったから。当然ながらいろんな魚が泳いでいるのだなあと新鮮で。母なる川、那珂川を中心に、幾つもの水系を持つ栃木県の旅の、小さなまとめをしているようにも感じられたのだった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

    

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