クリスマスに家族のもとへ帰りたい…路上でバスのチケットを求める男性を救った心温まる物語
日本では恋人たちのイベントとも言われるクリスマスですが、国によっては家族が集まって過ごす特別な行事とされています。
今回ご紹介するのは、先日アメリカで起きた心温まる物語。クリスマスに家族に会うために自宅に帰るバスのチケットを求めて路上に立っていた男性に、優しいサンタクロースが現れたのです。
紙を手にして路上に立っている男性
今月12日、テキサス州ヒューストンを車で走っていた男性、フランク・リチャードソンさんはメッセージが書かれた紙を手にして路上に立つ一人の男性を発見。
紙には「アラバマ(州)までのバスのチケットが必要です」と書かれています。
リチャードソンさんはこの男性にお金を渡すと、事情を尋ねました。
男性はクリスマスに家族に会うために、アラバマ州にある自宅に帰りたいことを話します。
それを聞いた上で、リチャードソンさんは改めて「家に帰りたいかい?」と質問。
「家に帰りたいです」
男性のその言葉でリチャードソンさんがサンタクロースになります。
「さぁ、帰るぞブラザー!」
リチャードソンさんの一言に男性は大興奮。信じられないといった様子で嬉しそうに車に乗り込みます。
帰る前にある出来事が
男性の名前はフェルプスさん。フェルプスさんは仕事を求めてこの街にやって来たものの仕事が見つからず、経済的に厳しい状況に置かれているそう。
リチャードソンさんはそんなフェルプスさんに食事もプレゼント。
そしてバス停へと向かうのですが、その前にある出来事がありました。
実はこの時、リチャードソンさんは視覚障がいがある友人の食料品の買い物を手伝う予定だったのです。そのため友人を連れてまずはスーパーへ。
そこでフェルプスさんは、リチャードソンさんの友人の買い物を手伝ってくれたそう。自分がしてもらったことへの感謝と、今度は自分が、という想いを感じますよね。
その後、二人はバス停へ。
リチャードソンさんは、家族のもとへ帰るフェルプスさんを見送っています。
素敵なクリスマスを!
動画はこちら
フェルプスさんが大切な家族とクリスマスを過ごせることになって本当に良かったですね。リチャードソンさんの優しさにこちらまで温かい気持ちになりました。
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