ひとり親家庭や災害時の「食」支援プロジェクト「FooBour」始動。ふるさと納税を開始

ひとり親家庭や災害時の「食」支援プロジェクト「FooBour」始動。ふるさと納税を開始


ピースボート災害支援センターは、佐賀県・大町町と連携し、「いつも」のひとり親家庭の食の支援と度重なる「もしも」の災害対応を地続きでフェーズフリーに実現するため、フードトラックを活用した新プロジェクト「FooBour(フーバー)」を開始。

これに伴い、継続的な仕組みにするため「ふるさと納税の寄付」の受付中だ。

ひとり親家庭や災害時の「食」の課題

2023年4月にこども家庭庁が発足し、国も支援政策に力を入れるなど、生活に困難を抱えるひとり親家庭への支援が必要とされている。

一方で、国内のフードロスは年間約520万トンに上るそうで、無駄な廃棄が社会問題化しており、これを貧困家庭への支援に組み合わせるなどの有効活用が必要だ。

また、気候危機の影響により、記録的な大雨による気象災害の被害が激甚化。特に被災地では、避難生活が長期化する中で食と栄養の偏りが被災者の健康にも大きな影響を及ぼしているという。

そして、被災者への食事支援を迅速に実施するために、「もしも(災害時)」の対応だけでなく「いつも(平常時)」からその備えを充実させることが求められている。

フードトラックを活用したプロジェクト「FooBour」

そこで、ピースボート災害支援センターは佐賀県・大町町と連携し、風水害が多発する九州地方・佐賀県に支援拠点を構え、「いつも(平常時)」や「もしも(災害時)」を地続きに考えるフェーズフリーな「食と栄養」に関わる課題解決を目的とした「フードトラックを活用した移動型フードバンクプロジェクト」を開始した。

このプロジェクトは、支援を必要とする人々が、食品を手に入れられる「港」となることを目指して、Food(食事)+Harbour(港)を組み合わせた造語「FooBour(フーバー)」と命名された。


「いつも(平常時)」の支援としては、佐賀県内のひとり親世帯を対象に、月に100~200世帯へ「コミュニティフリッジ(公共の冷蔵庫)」とも呼ばれる無人の移動型フードバンクとして食事や生活用品などを提供。

「もしも(災害時)」の支援としては、日本国内の被災地にて、1日最大2,000食の温かい食事を提供する。

「FooBour」の取り組みを支援したい人は、ふるさと納税での寄付に参加してみては。

ピースボート災害支援センター URL:https://pbv.or.jp

(Higuchi)

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