自らに潜む能動的な視線の存在を自覚する。伊勢周平の個展「Chasing Me/ You Gone By: part 2」


Shuhei Ise, Diagram of
2022-2023, oil on canvas
©︎Shuhei Ise
Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art and the artist


Takuro Someya Contemporary Artは、伊勢周平の個展「Chasing Me/ You Gone By: part 2」を開催中。2020年の個展「ただの絵」以来、約4年ぶりの個展となる本展覧会は、自身が運営するアーティスト・ラン・スペース、「Colloquium(コロキウム)」(仙台市)での「Chasing Me/ You Gone By」(2022)のパート2として展開。
「イメージのサイクルが不断であると確信したら作品が完成する」と言う伊勢は、本展で、これまであまりみられなかった横構図の絵画の発表や、「都美セレクショングループ展 2023 絵の辻」(東京都美術館) にて展示された作品の再構成など、新たな展開をのぞかせる。「パート2」と題された本展覧会の所以をさぐる「場」としての絵画群により、観る者は自らに潜む能動的な視線の存在を自覚することとなるだろう。



Shuhei Ise, Sphinx Dialogue
2023, oil on canvas
©︎Shuhei Ise
Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art and the artist

伊勢周平|チェイシング・ミー/ユー・ゴーン・バイ:パート 2 Shuhei Ise | Chasing Me/You Gone By: Part 2
会期:2023年12月2日(土)〜2024年1月20日(土)
冬季休廊:12月26日(火)〜1月8日(月) Winter Holiday: Thursday, December 26, 2023 ‒ Monday, January 8, 2024
開廊:火〜土 11:00 ‒ 18:00 Open: Tue-Sat, 11:00 a.m. ‒ 6:00 p.m.
休廊:日曜・月曜・祝日 Closed: Sun, Mon and National Holidays
会場:Takuro Someya Contemporary Art
〒140-0002 東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA Art Complex I 3F TSCA
TSCA 3F TERRADA Art Complex I 1-33-10 Higashi-Shinagawa Shinagawa-ku Tokyo 140-0002 Japan
TEL 03-6712-9887 |FAX 03-4578-0318 |E-MAIL: [email protected]


伊勢周平 Shuhei Ise
1986年山形県生まれ。画家。2013年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画技法・材料、2017年同大学 美術研究科博士後期課程美術専攻油画研究領域修了。
近年の主な展覧会に、「都美セレクショングループ展2023 | 絵の辻」(2023年、東京都美術館)、「伊勢周平|Chasing Me/You Gone By」(2022年、Colloquium)、「THE SHARK」(2021年、ドイツ文化 会館)、「Itʼll be a frosty Friday それは冷ややかな金曜日になります」(2021、3F/3 階)」、「ただの絵」(2020年、Takuro Someya Contemporary Art)、「Between figure and contour」(2019年、3331 Arts Chiyoda)など。
2022年4月から仙台市において、アーティスト・ラン・スペース「Colloquium(コロキウム)」の共同運営に携わっている。これまでに地域にゆかりのあるアーティストの展覧会をはじめ、世界6か国のオフスペースと連携をとりながらの映像巡回展、Zineの展示即売イベントや音楽イベントなど、多種多様な企画を開催。いずれの企画においても、展覧会のイニシアチブを取るアーティストと参加者が集うラウンドテーブルが開催されている。参加者同士の発言を通した自身の主体性の発露に重きを置く自由な場の創出をめざし、伊勢自身の制作においても大いに影響を受ける活動となっている。

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 自らに潜む能動的な視線の存在を自覚する。伊勢周平の個展「Chasing Me/ You Gone By: part 2」

NeoL/ネオエル

都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。

ウェブサイト: http://www.neol.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。