【栃木県旧西方町(栃木市)】ごく自然な景色が美しい。水田と竹林の城跡と

栃木県旧西方町(栃木市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、栃木県旧西方町(栃木市)を写真とともに紹介する。

Vol.112/栃木県旧西方町(栃木市)

晴れているけれど、淡い山並みはサラッとした姿ではなく、ずしんと水蒸気の重さが沈澱しているような空だった。訪れたのは4月下旬だが、6月のようなベタつきだ。明日は雨だな、と感じる。

栃木市の旧西方町を訪れると、すでに田植えが始まっている水田もあった。いよいよ、田植えが始まった様子を見ていると、これからあっという間に稲穂が育ち、秋になるのだと思う。稲穂と同じように、私たちの生活も進んでいく。

今回は西方城址と、道の駅にしかたを訪れた。

山並みと水田が広がる

西方城址へ

圧倒的な竹林であった

竹のお城だ

自動販売機と

普通の景色が美しい

西方城址に到着し、看板で示された方角へ向かって歩くと、雑木林のような気配から、一気に圧倒的な数の竹林が現れた。今までに見たことがないほど、とにかく竹である。どこまで歩いても竹林が続くので、迷い込んで帰って来れなくなるのではと思った。

その後、道の駅にしかたの周辺を歩く。今度は打って変わって平野部が広がり、そこに水田の風景も溶け込んでいた。横断歩道があり、その先に水田が広がり、住宅地も見え、緩やかな丘陵地が連なっている。ごく普通の日本の風景であり、その普通にこそ、細胞に染み込んだような懐かしさを覚えるのであった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

    

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