山形県米沢市の「上杉伯爵邸」が、米沢の食文化を継承するおせちの地方発送開始!

山形県米沢市の「上杉伯爵邸」が、米沢の食文化を継承するおせちの地方発送開始!


山形県米沢市の政策企画課が主催した米沢SDGsアカデミーへの参画実績を持つ「上杉伯爵邸」は、SDGsに配慮した取組として、米沢の食文化を継承する「米沢おせち(豪華三段重)」の地方発送の受付を開始した。12月20日(水)までインターネットにて予約を受付中だ。価格は35,640円(税込)、送料は別途1,100円(税込)。

米沢の“地産地消、文化継承”の実現を目指す


上杉伯爵邸は、上杉家第14代当主上杉茂憲(もちのり)公の本邸として大正14年に建てられた登録有形文化財。


現在は飲食店として営業しており、米沢の伝統料理文化などを後世に伝えるとともに、観光で訪れる人のために米沢独特の食事や米沢牛料理を提供している。3,000坪の日本庭園を眺めながら文化財の中で伝統料理を味わってもらうことで、多くの人に米沢の魅力を発信し続けている。

上杉伯爵邸では、毎年数量限定で製作している「おせち」を地方発送し、より多くの人に米沢の食文化を感じてもらおうと取り組んでいる。

これまではほとんど米沢市外へ送ることはなかったおせちを遠方まで送ろうと考えた理由は、米沢を好きな人、米沢出身で今は遠方で暮らす人にもっと米沢を思い出し好きになってほしいから。

米沢の食を愛する人が米沢市外にも広まれば、米沢独特の食文化も残っていける。上杉伯爵邸は、母から子へ、子から孫へ、そしてその先にも残すべき価値のある文化として米沢伝統のおせちの販売をこれからも続け、米沢の“地産地消、文化継承”の実現を目指す。

この取組は、SDGs「12.つくる責任 つかう責任」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成に配慮している。

米沢独特の正月料理が盛り込まれたおせち


上杉伯爵邸のつくる米沢伝統のおせちには、米沢独特の正月料理がたくさん盛り込まれている。古くから食べられている「棒鱈煮」「カラカイ煮」「鰊の昆布巻き」のほか、ひょっとして良いことがあるようにと食べられる「ひょう干し煮」、角がなく丸く過ごせるように願いを込めた「つぶつぶ煮」など、米沢の伝統料理を楽しめる。

腰の曲がるまで長寿を願った「海老」や、子孫繁栄を願う「数の子」、まめで達者でと言われる「黒豆」など、おせちには欠かせない縁起を担ぐ品目も盛りだくさんだ。

同館の調理長は、和食に欠かせない醤油の使い方に秀でた調理人を決める「醤油の匠」として大賞に選ばれている。その腕をおせちに集約させており、期待に応えられるものと自信を持っているという。

「米沢おせち」は、下記URLから予約できる。東北から関東までの発送のみの受付で、12月31日(日)到着便にて発送される。

2024年のお正月は、上杉伯爵邸の「米沢おせち」を味わってみては。

米沢おせち予約ページ:https://hakusyakutei.jp/info/4798/
上杉伯爵邸HP:https://hakusyakutei.jp/

(山本えり)

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