小栗有以&山内瑞葵&倉野尾成美&山﨑空インタビュー「撮影を乗り越えて絆が深まりました」 主演映画『ガールズドライブ』公開

access_time create folder映画

AKB48の小栗有以さん、山内瑞葵さん、倉野尾成美さん、山﨑空さんが出演する映画、『ガールズドライブ』が公開となります。本作は、青春に挫折した高校三年生の少女たちが、夏休みに東京へ向かうことで自分自身を取り戻していく姿を描くロードムービーです。4人に話を聞きました。

■公式サイト:https://www.girls-drive.com/ [リンク]

●本作は4人のガールズムービーとしてもファンの方は楽しめると思いますが、最初にお話が来た時はいかがでしたか?

小栗:最初にお話をいただいた時は、それまで映画の経験が多くなかったから嬉しかったですし、新しく4人での挑戦ということで、とても楽しみでした。南 小春ちゃんは落ち込んだり、怒ったり、悲しんだり、いろいろな気持ちになる子だったので、感情をどう持っていくか心配でした。というのも撮影中は撮り順がバラバラだったので、しっかり感情を持って行けるかどうか最初は不安でしたが、無事に出来たので良かったです。

倉野尾:映画の撮影が今年の夏で、新曲などで忙しい時期の撮影だったので、本当に映画が撮れるのかというくらい自分の中では大変な出来事だったのですが、やはりメンバーと一緒に作品が出来ることはとても心強いですし、支え合う感じがありました。メンバーと出演出来ることはうれしかったですし、メンバーがいてくれたから出来たというのは大きかったです。

山内:映画の出演は今回始めてでしたし、映像のお芝居も人生で2回目だったので、本当に最初はドキドキしました。流れで撮らないので感情をシーンごとに最大に持って行くことが映像作品の難しさだと思います。最初にそこで苦戦したので、出来るのかなと不安もあったのですが、メンバーと一緒ということが大きかったです。わからないことを聞くと、親身になって答えてくれたり、すごく心強くて楽しかったです。

山﨑:AKB48に加入してゆいゆいさんとドラマに少し出させていただいたくらいで、演技の経験がほぼないに等しい状態だったので、それがとても最初は不安でした。あとはメンバーはみなさん先輩だから、わたしは話しかけるのが苦手で、それが正直悩みだったのですが(笑)、そこもあって不安でしたが、嬉しい気持ちのほうがいっぱいでした!

倉野尾:本当に暑い中での撮影だったので、困難を乗り越えた感じでした。撮影がクランクアップの頃には「本当によく頑張ったよね!」と称え合うような絆が生まれて、作品が出来たことも嬉しかったですし、絆が生まれたのも作品のおかげなので、すごいいい時間でした。

●そもそもこの4人は、めずらしい組み合わせなのでしょうか?

倉野尾:そうですね。同期としてゆいゆい(小栗)と一緒になることはありますが、そららはこの作品をきっかけに話すようになったほどです。絡みとしてはなかなかなかったですし、楽屋で4人で固まることもなかったので(笑)。

小栗:でも、この作品で仲良くなった気がする。距離が縮まりました。

倉野尾:大変なことを乗り越えたから!

小栗:主人公だけが忙しかったりしますが、今回はみんな平等に、みんなほぼずっと一緒にいて、みんなで大変な思いをしたので結束出来ました。

●小栗さんは、南小春という役柄をどのように演じましたか?

小栗:大盛真歩ちゃんというメンバーがいて、その子が、アニメが大好きなんです。その彼女が趣味にのめり込んでしまう姿ををイメージして、自分の中で崩して取り込めたので、お芝居が出来たような気がします。それもAKB48の良さだなって思いました。人数がたくさんいて、いろいろな子を見て準備出来たので。

●倉野尾さんは、迫宮玲奈という役柄をどのように演じましたか?

倉野尾:元気でポジティブで、人を傷つけちゃうことを言うけれど、本人に悪気がないという。一言多い、失礼なタイプです(笑)。でも、そういう嫌われキャラがこの中にひとりくらいいたら面白いなと思ったからこそ、うざいセリフは、いかにうざく聞こえるか練習しました(笑)。

●山内さんは、渕上由佳という役柄をどのように演じましたか?

山内:由佳はクラスの中でも友だちが多い一軍女子で、中心的な存在であり、彼氏がいて、美男美女と言われています。が、彼氏を取られてしまい、プライドも高いので悩んでいる。言われたらすぐ強がったり、口調も激しいので、普段の自分とはまったく違い、最初は不安になりました。

●山﨑さんは、津川歩美という役柄をどのように演じましたか?

山﨑:歩美ちゃんは感情に出さないタイプで、淡々とひとつひとつのことを言っていく子です。わたしはニコニコ明るいタイプなので、そこは全然違うので苦戦しました。でも似ているところもあり、心の中で思っていることをあまり言えない子で、そこは似ているかなと思いました。

●彼女たちの夏をまっとうに過ごしたい想いは観る人の感動を誘うと思いますが、みなさんはどういう点に共感・感動しましたか?

小栗:小春は陸上をずっとやっていて、恋愛などすべてを捨てて陸上にかけていた子だったので、それで言うとわたしはアイドルとして、勉強もやってきたわけではなく、すべてをアイドルにかけて来て、そこはまず一緒でした。あとは些細なことがきっかけで、追い込まれてしまうのですが、ドライブで明るい気持ちになっていく。最初は重たいシーンが多いのですが、大人の方、周囲の方に寄り沿ってもらいたいなと思いました。

山内:由佳は、悩みを親が理解してくれなくて、ひとりでずっと抱え込んでしまっているからこそ、周囲に何か言われるたびに強がって反射的に発言をしてしまうけれど、でもそうなるより素直に自分の気持ちを言えたりするほうが本来はいいですよね。彼女もわかってくれる3人といると心を許して本音を話すシーンもあるので、そういう意味ではひとりだけで抱え込まずに、誰かに頼ったほうが助けてもらえるのではと思いました。

倉野尾:玲奈はインフルエンサーの夢を持っていて、自分の好きなことを発信したい子です。でも周囲は反対していて、白い目で見ている。本人は頑張っていて熱い、若さあふれるガッツもあります。好きを追求する姿が素敵ですよね。わたしもアイドルの活動でそうなのですが、歌ったり踊ったり、どうすればもっと上手くなるのか考えています。あとは、観てくれる方も、自分の好きなものの先には何かがあるかもしれない。そういうメッセージはあるかも知れないなと思いました。

山﨑:自分の気持ちがうまく伝えられなくて、友だちと関わらないほうがいい、そのほうが楽だと思ってしまっていて、自分の気持ちを言わずに避けて生きて来た子ですが、3人と出会い、ドライブや旅をして、自分の思いをようやく言えて話を聞いてくれて、その歩を受け入れてくる友だちがいるのですが、わたしも話せないタイプだから似ていて、勇気を出して言うことによって、いつか自分のことをわかってくれる人と出会えると思いました。私も自分の思いを言ってみようと思いました。

●今日はありがとうございました。最後にファンの方へメッセージをお願いいたします。

小栗:この作品はメッセージ性がある作品でもあると思うので、今同じようなことを想っている若い子や、若い子に限らず、人が思っている分かってくれない感情なども感じ取ってほしいと思いますし、制服ということで、青春感のある爽やかな内容にもなっています。観ていてハッピーな気持ちにもなれると思うので、いろいろな楽しみ方をしてほしいです!

倉野尾:観てよかったと思える作品になったと思うので、受け取り方は人それぞれだと思いますが、この映画を通して何かのきっかにでもなればいいなと思っています。4人のそれぞれの目標、変わっていく様子、ドライブしていて楽しい様子、ぶつかりあったりする、それすら青春だと思うので、短い期間の変わっていく様子を見届けてほしいです!

山内:今回AKB48のメンバーを中心に映画を撮影・出演させていただけて嬉しかったですし、この作品を通して、たくさんの人が観終わった後に前向きな気持ちになってただけたら嬉しいなと思います。ぜひたくさん観てください!

山﨑:わたしがあこがれていた青春のシーンがたくあんあって、キラキラした部分がたくさんあるので、特にそこが強く伝わったらいいなと思います。あとは、わたしはまだまだ演技とか上手じゃなくて未熟なのですが、1回やった時よりも成長した姿を観ていただければ嬉しいなと思います!

■ストーリー

物語は富士山が望める小さな街で陸上に青春を捧げ頑張っていた高校3年生の南小春が主人公。スプリンターとして注目されていた彼女は最後の大会で試合中に失格となる。練習に費やしてきた3年間を台無しにした小春はショックのあまり引きこもってしまう。そんな彼女に追い打ちをかける事件が勃発し、立ち直る事の出来ないまま夏休みに入る。また同じく青春の悩みを抱える同級生の由佳を含む玲奈、歩美の3名はそんな小春と「このまま夏休みを過ごしたくない」と意気投合し、東京へ向かうことを決意。各々、目的を見出し、いざ東京へ向かう事となるロードムービーが『ガールズドライブ』です。

主題歌:「全力反抗期」AKB48(ガールズドライブ)
© 2023 by DH Co., Ltd.
© 2023 映画「ガールズドライブ」製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

  1. HOME
  2. 映画
  3. 小栗有以&山内瑞葵&倉野尾成美&山﨑空インタビュー「撮影を乗り越えて絆が深まりました」 主演映画『ガールズドライブ』公開
access_time create folder映画
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。